スポーツポータルサイト「Sportsプレミア」では様々なスポーツ記事を連日、配信中です。このサイトではJBpress(日本ビジネスプレス)、講談社、スポーツコミュニケーションズの共同運営により、3社がそれぞれ配信している独自の記事を合わせて読むことが可能になっています。今回は、日本サッカー協会・大仁邦彌会長と二宮清純の新春スペシャル対談が実現しました。前編では女子、フットサル、育成面の課題について語ってもらっています。
 当サイトでは特別に対談の一部を紹介します。

----------------------------------
二宮: ブラジルW杯アジア地区最終予選を戦っているザックジャパンは現在、グループBの首位を走っています(各組2位までが自動的に出場権獲得)。
大仁: 4勝1分けの戦績は期待以上と言っていいと思いますね。

二宮: もうブラジルへの切符を手にしたと言ってもいいのでは?
大仁: いやいや、サッカーは何が起こるかわかりませんから(笑)。ただ、いいところにいることは間違いないでしょう。

 ザッケローニ監督への信頼

二宮: アルベルト・ザッケローニ監督は大仁会長を非常に信頼しているようですね。
大仁: お互い、信頼関係を築けていますし、原博実技術委員長(強化担当)が、協会と監督の間をうまく橋渡ししてくれているおかげだと思います。

二宮: 大仁会長から見て、ザッケローニ監督の一番いいところは?
大仁: イタリアで豊富な試合の経験を積み、本人も自信を持っている。ただ、それらを押しつけてはいません。ザッケローニ監督の経験と日本の力、日本人のメンタルや性格などをよく照らし合わせ、日本らしいチームづくりをしようとしています。そこがザッケローニ監督の一番いいところだと思いますね。

二宮: 2011年のアジアカップで優勝し、昨年はフランスから初白星。日本は、アジアでは少し抜けた存在になりつつありますね。
大仁: そうですね。ただ、ザッケローニ監督が就任する前から、若い選手が欧州へ行って活躍するなど、日本サッカーのレベルが非常に上がってきていました。そのタイミングとうまく合ったということではないでしょうか。

二宮: ブラジルW杯に出場した場合、目標はベスト8ということになるのでしょうか?
大仁: 日本サッカー協会(JFA)の「2005年宣言」では、「2015年には、世界でトップ10の組織になる」となっています。それを踏まえればベスト8が現実的でしょうね。

二宮: これまでの最高成績はベスト16(02年日韓、10年南ア)ですからね。
大仁: ベスト8へ食い込んでいく段階が、非常に厳しいところだと思っています。

>>つづきは「Sportsプレミア」のサイトへ! 下のバナーをクリック!

----------------------------------

 スペシャル対談の後編は1月31日にアップします。どうぞお楽しみに。