今年1月に開設したスポーツポータルサイト「Sportsプレミア」では新たなスポーツ記事を連日、配信中です。このサイトではJBpress(日本ビジネスプレス)、講談社、スポーツコミュニケーションズの共同運営により、3社がそれぞれ配信している独自の記事を合わせて読むことが可能になっています。このたびゼンショー協力のオリジナル対談コーナー『虎四ミーティング』が更新されました。現役時代は“満塁男”の異名をとったプロ野球解説者の駒田徳広さんに続くゲストは、日米のプロ野球で活躍し、今季より独立リーガーとなった44歳ベテランの木田優夫投手。二宮清純と27年目に突入したプロ野球人生の思い出や今後について語ってもらっています。
 当サイトでは特別に対談の一部を紹介します。

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二宮: 木田さんは牛丼はよく食べられますか?
木田: 結構、食べますよ。高校時代には練習後に、よく食べに行きましたね。

二宮: この虎ノ門四丁目店は、海外進出へのモデル店舗なんですよ。
木田: そうなんですね。だから外観が煉瓦造りになっているんですね。そういえば、米国に行った時も、牛丼が恋しくなることがありました。

 “憧れのメジャー”から目標へ

二宮: ところで、木田さんは現在44歳。今年で現役何年目になるんですか?
木田: 1年間、プレーしていない時期もありますが、プロ入りしてからは、今年で27年目になります。

二宮: 27年目ですか!? 同い年で同じ時期にメジャーリーグで活躍した野茂英雄や長谷川滋利が引退して、だいぶ経ちますからね。現在、現役を続けている同級生となると……。
木田: 山崎武司(中日)と、コーチ兼任ですが中島聡(北海道日本ハム)がいます。

二宮: 木田さんは、若い頃とまったく体型が変わっていないように見えます。
木田: はい、ほとんど変わっていないですね。ただ、一時、体重を増やしたことがあるんです。普段は90キロ台ですが、デトロイト・タイガースに移籍した1年目は100キロ以上あったんです。

二宮: メジャーリーグでは100キロ超なんて、ざらでしょう。
木田: そうなんです。それで、僕も同じように大きくなろうかなと思って増やしたのですが、やっぱりちょっと動きにくかったので、やめました。

二宮: 米国では3球団でプレーしましたね。
木田: はい。タイガース、ロサンゼルス・ドジャース、シアトル・マリナーズの3球団です。

二宮: 子どもの頃からメジャーリーグに憧れていたのでしょうか?
木田: 中学の時にトム・シーバーを見て、かっこいいと思ったのが、メジャーに興味をもった最初ですね。高校時代に『Number』が創刊されたのですが、そこでダリル・ストロベリーやドワイト・グッデンの写真を見て、憧れを抱いていました。ただ、当時は自分自身が「行く」とか「行ける」とか、そんな感覚はありませんでした。

二宮: いつ頃から「行きたい」という気持ちが強くなってきましたか?
木田: 高校卒業後、巨人に入団してからですね。ファーム時代にはアリゾナの教育リーグに行かせてもらっていましたし、2年目にはフロリダに1年間留学させてもらったので、その頃から米国のベースボールが少しずつ身近に感じられるようになっていました。言葉にするようになったのは、5年目ですね。アリゾナの教育リーグから帰国する時に、柏田貴史と「いつか米国でやってみたいな」と話をしていました。

二宮: その6年後に、柏田は本当にメジャーに移籍しましたね。突然だったと思うのですが、きっかけは何だったのでしょう?
木田: オフにメッツのキャンプに派遣された時、左の中継ぎが不足していたメッツが柏田に興味をもったようですね。

二宮: その年、3勝しましたよね。
木田: それを見て、自分も行きたいという気持ちが強くなりましたね。


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 この『虎四ミーティング』のコーナーは月2回更新です。木田優夫投手との対談後編は22日(金)にアップします。どうぞお楽しみに。