クリーブランド・インディアンスとマイナー契約を結んでいた松坂大輔が現地時間24日、球団から自由契約を通告された。昨季、ボストン・レッドソックスをFAになった松坂は2月にインディアンスとマイナー契約で合意し、キャンプに参加。レッドソックス入団時に指揮官だったテリー・フランコーナ監督の下、新天地での出直しを図っていた。
 かつては“1億ドルの男”と呼ばれた右腕に突きつけられた厳しい現実だ。
 松坂はここまでオープン戦4試合に登板し、防御率2.25。ただ、右足を痛めて降板する試合もあり、球団では18日に開幕時点でのメジャー昇格はないと発表していた。今後は他球団からのオファーを待つこともできるが、開幕前の今、緊急補強へ乗り出すチームは少ない。インディアンスでは松坂とはメジャー昇格を果たした場合、活躍に応じて最高400万ドル(約3億7000万円)まで支払う契約を結んでいた。球団側は条件を見直すかたちでの再契約を希望しており、金額を下げた上で残留し、マイナーからシーズン中の昇格を目指す可能性が高いとみられる。