9日、パ・リーグクライマックスシリーズ第1ステージ第2戦が行なわれた。第1戦を落とし、もう後のない福岡ソフトバンクは主砲の松中信彦が1HRを含む3打席連続打点を記録するなど、打線が奮起。昨日の借りを返し、8−3で第2戦を勝ち取った。
初回、松中の2点タイムリーで先制したソフトバンクは、2回表にも制球に苦しむロッテ先発・小林宏之、この回途中からマウンドに上がった高木晃次を攻め立て一挙に4点を奪った。
序盤に打線から大量リードをもらった先発・杉内俊哉は3回には3者連続安打で1点を奪われるも、それ以外はほぼ完璧なピッチングを見せた。
ロッテも7回裏には1死1塁から福浦和也が2ランを放ち、粘りを見せた。しかしソフトバンクは水田章雄が8回を三者凡退に仕留めると、最終回は守護神・馬原孝浩が2死から四球を出すも最後は今江敏晃を三球三振にきってとった。
明日の第3戦ではロッテが勝つか引き分ければ第2ステージ進出が決まる。そのため、ソフトバンクに残された道は勝利のみ。昨年、西武との第1ステージでは第1戦を落としながら、第2、3戦を勝ち取り、見事第2ステージ進出を決めた。果たして、昨年の再現となるのか。
一方のロッテは、少しでもいいかたちで終わらせようと、この試合5点差ながらも最終回には守護神・小林雅英をマウンドに上げた。その小林雅は簡単に3人で切ってとり、ベンチの期待に応え、第3戦へとつなげた。そのロッテが2年ぶりに第1ステージの勝者となるのか――。
勝利の女神が微笑むのはどちらか。第3戦の先発はロッテ・成瀬善久、ソフトバンク・スタンドリッジ。
10月9日(火)
プロ野球
◇第1ステージ第2戦
打線爆発! 15安打の猛攻で大勝!(ソフトバンク1勝1敗、千葉マリン)
福岡ソフトバンク 8 = 240110000
千葉ロッテ 3 = 001000200
勝利投手 杉内(1勝0敗)
敗戦投手 小林宏(0勝1敗)
本塁打 (ソ)松中1号ソロ、ブキャナン1号ソロ
(ロ)福浦1号2ラン
◇セ・リーグ
古田・ヤクルト、最終戦を白星で飾る(ヤクルト13勝11敗、横浜)
東京ヤクルト 4 = 000400000
横浜 3 = 001100001
勝利投手 松岡(4勝2敗)
敗戦投手 三橋(2勝4敗)
セーブ 高津(0勝5敗13S)
本塁打 (ヤ)ユウイチ3号2ラン
(横)吉村24号ソロ