18日、セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)・ファイナルステージが開幕し、広島が横浜DeNAを3対0で下した。5回裏、広島は田中広輔、菊池涼介のヒットで3点を先制。5回裏終了後に雨足が強まり、雨天コールド。広島が対戦成績2勝0敗とした。

 

◇ファイナルステージ第1戦
 石田、4回までノーヒットピッチも……(広島2勝 マツダ)
横浜DeNA 0 = 000|00
広島  3 = 000|03(5回コールド)

勝利投手 薮田(1勝0敗)
敗戦投手 石田(0勝1敗)

 

 昨シーズンと同じ1位・広島と3位・DeNAの対戦となったCSファイナルステージ。先発は広島が薮田和樹、DeNAが石田健大。小雨の降る中、ゲームが始まった。

 

 初回、薮田は2番・梶谷隆幸にフォアボールを許すも後続を断ち、石田も先頭の田中広輔をフォアボールで歩かせたが、3番・丸佳浩、4番・松山竜平を打ち取り、互いに上々の立ち上がりを見せた。

 

 3回表、DeNAは1死から8番・石田がセンター前ヒットで出塁。9番・倉本寿彦もヒットで続くが、桑原将志がショートゴロゲッツーに倒れて好機を活かせなかった。

 

 4回まで石田にノーヒットに抑えれられていた広島だが、5回裏、先頭バッターのザビエル・バティスタがストレートのフォアボールで出塁。続く6番・新井貴浩が三遊間を破って、これが広島の初安打となった。無死一、二塁から西川龍馬が送りバントを決めて一死二、三塁。8番・會澤翼は敬遠気味のフォアボールで満塁となり、9番・薮田が三振に倒れた後、打席には一番・田中が入った。

 

 田中は2ボール1ストライクから2球ファウルで粘り、6球目、インコース高めのスライダーをセンター前に弾き返した。バティスタに続いて新井もホームに生還し、広島が2点を先制した。さらに続く菊池の当たりはショート倉本の前に転がるボテボテのゴロ。菊池がファーストにヘッドスライディングを見せ内野安打。これで1点を追加し、広島が3対0と中盤でリードを奪った。


 この回、終了後、雨足が強まり試合は一時中断となった。その後、雨は弱まることがなく、審判団はコールドゲームを宣告。広島が勝利を収め、アドバンテージを含めて2勝とした。ファイナルステージ第2戦は、明日19日、マツダスタジアムで18時プレーボール予定。