ニューヨーク・ヤンキースの黒田博樹は23日、敵地でのテキサス・レンジャーズ戦に先発し、7回6安打無失点で10勝目(6敗)をあげた。黒田はロサンゼルス・ドジャース時代の2010年から11勝、13勝、16勝をあげており、4年連続での2ケタ勝利は野茂英雄(3年連続)を上回り、日本人では初めて。防御率は2.51となり、ア・リーグ2位につけている。ヤンキースは黒田からのリレーで最後は守護神のマリアノ・リベラが締め、2−0で勝利した。1番・ライトで先発出場したイチローは4打数1安打だった。
 またシアトル・マリナーズの岩隈久志は、本拠地でのミネソタ・ツインズ戦に先発し、6回4安打無失点で、メジャーでは初の10勝目(4敗)をあげた。メジャー2年目の岩隈は昨季はシーズン途中まで中継ぎを務めたこともあり、5勝止まりだった。マリナーズは8−2で快勝した。