日本、2大会連続5位 ~フィギュアスケート団体~
12日、フィギュアスケート団体の最終種目アイスダンスのフリーが行われ、村元哉中&クリス・リード組(木下グループ)は87.88点で、5組中5位だった。これを受け、最終順位が確定した。全8種目で3位以上と圧倒的な強さを見せつけたカナダが金メダル。OAR(ロシアからの個人資格)が銀、米国が銅を獲得した。日本は前回大会のソチ五輪と同じ総合5位だった。
日本は9日の男子ショートプログラム(SP)で宇野昌磨(トヨタ自動車)が1位発進。続くペア(SP)で、須﨑海羽&木原龍一組(木下グループ)が8位だった。11日のアイスダンスショートダンスは村元&リード組が5位、女子SPで宮原知子(関大)が4位、ペア・フリーでは須﨑&木原組が5位。総合5位で、この日を迎えていた。
男子フリーでは田中刑事(倉敷芸術科学大大学院)が5人中5番目で登場。しかし全体的にジャンプでミスが相次ぎ、148.36点で5人中5位と低調な出来に終わった。日本は6種目を終えて3位アメリカとは6点差の合計38点。総合5位は変わらず女子のフリーに繋いだ。
五輪初出場の坂本花織(シスメックス)は5人中2番目にリンクを舞った。だが、こちらもジャンプで細かいミスが重なり、持ち前の勢いを存分に見せることができなかった。自己ベストを大きく下回る131.91点にとどまり、5人中5位。総合3位を争うアメリカの長洲未来の137.53点を上回れなかったため、この時点で日本のメダル獲得の可能性は消滅した。
また、4番目滑走のイタリアのカロリナ・コストナーも134.00点で坂本の得点を上回った。日本は4位イタリアとの差が5ポイントに開き、最終種目のアイスダンス・フリーを残して5位が確定したかたちとなった。
<総合順位>
1位 カナダ 73点
2位 OAR 66点
3位 米国 62点
4位 イタリア 56点
5位 日本 50点