メジャーリーグのプレーオフにアメリンカンリーグのワイルドカードで進出する残り1枠を決めるタイブレークが1日、行われ、レギュラーシーズンの成績が91勝71敗で並んだタンパベイ・レイズ(東地区2位)と、テキサス・レンジャーズ(西地区2位)が対戦した。レイズは初回、デルモン・ヤングの犠飛で1点を先制すると、3回にもエバン・ロンゴリアの2ランで2点を追加。その後も小刻みに得点を追加し、6−3でレンジャーズを振りきった。前日の試合で先発したレンジャーズのダルビッシュ有は登板がなく、奪三振王のタイトルを獲得したものの、2年連続のプレーオフ出場は叶わなかった。
◇ア・リーグ
 プライス、粘りの投球で完投(レンジャーズ・ボールパーク)
タンパベイ・レイズ      5 = 102001001
テキサス・レンジャーズ   2 = 001001000
勝利投手 プライス
敗戦投手 ペレス
本塁打  (タ)ロンゴリア2ラン

 この結果、プレーオフではア・リーグがワイルドカードゲームでクリーブランド・インディアンス(中地区2位)とレイズが対戦。勝ったチームがリーグ勝率1位で東地区を制したボストン・レッドソックスとディビジョンシリーズを戦う。同シリーズのもう1カードはオークランド・アスレチックス(東地区優勝)とデトロイト・タイガース(中地区優勝)の組み合わせ。ナ・リーグではピッツバーグ・パイレーツ(中地区2位)とシンシナティ・レッズ(同3位)によるワイルドカードゲームの勝者が中地区優勝のセントルイス・カージナルスと対決。もうひとつの山ではアトランタ・ブレーブス(東地区優勝)とロサンゼルス・ドジャース(西地区優勝)がリーグチャンピオンシップ進出を賭けて激突する。