現地時間13日、2019FIFA女子W杯フランス大会の予選を兼ねたAFC女子アジアカップがヨルダン・アンマンで行われた。グループBのなでしこジャパン(日本女子代表、FIFAランキング11位)はオーストラリア女子代表(同6位)と対戦。8大会連続8度目のW杯出場を目指すなでしこジャパンは後半18分にMF阪口夢穂(日テレベレーザ)のゴールで先制する。41分にオーストラリアに追いつかれたものの、1-1で試合終了。これにより、オーストラリアのグループ1位、日本の同2位が決まり、準決勝進出。今大会上位5カ国までに与えられるW杯出場権を手にした。

 

 先制点アシストの長谷川、豊富な運動量で貢献(ヨルダン・アンマン)

日本女子代表 1−1 オーストラリア女子代表

【得点】

[日] 阪口夢穂(63分)

[オ] サマンサ・カー(86分)

 

 オーストラリアはフィジカルの強さとテクニックを兼ね備えた今大会の優勝候補だ。前半、なでしこは劣勢を強いられるがDF熊谷紗希(リヨン)を中心に守り無失点で試合を折り返した。

 

 後半18分に待望の先制ゴールが生まれた。MF長谷川唯(日テレベレーザ)が左サイドをワンツーで崩し、マイナスのクロスを入れる。このボールをペナルティーエリア左サイドにいた阪口が左足でシュート。ニアサイドを破り、見事ゴールネットを揺らした。エースナンバー10を背負う阪口が結果を残す。

 

 終了間際にFWサマンサ・カーに同点ゴールを決められたが、引き分けでもW杯出場が決定するなでしこは焦らなかった。残り時間はDFラインでボールを回し試合終了。アジアカップ準決勝進出と2019年に行われるフランスW杯の出場を決めた。

 

 なでしこは18日(日本時間)、準決勝で中国代表(FIFAランキング17位)と対戦する。

 

(文/大木雄貴)