(写真:第3節、今治東高校との対戦の模様)

あの伊豫魂は、何処へいってしまったのだろうか――。

 

愛媛新聞社

 

 

 

 

 我らの愛媛FCが緊急事態に陥っている。2月の開幕戦から第11節を終えて「2勝6敗3引き分け」と成績が振るわず、なんと最下位に沈んでいる。しかも地の利を活かせるはずのホームゲームでは、未だに勝利がない。このまま、残念な2018シーズンとなってしまうのだろうか。

 

 4月1日(日)にアウェイで行われたファジアーノ岡山戦で勝利したものの、翌週のホームでのモンテディオ山形戦では立ち上がりに失点し、為す術なく、敗戦。4月15日(日)のアウェイでのカマタマーレ讃岐戦でも再び序盤に失点。後半に追いつき引き分けたものの、前半の内容は見せ場も少なく評価できるものではなかった。

 

 4月21日(土)にホームで行われたヴァンフォーレ甲府戦では、相手の攻撃を耐え忍び、スコアレスで引き分けに持ち込むことはできたが、上昇の兆しは未だに見えてはこない。

 

 個人的な意見だが、チームは何らかの問題に直面し、もがき苦しんでいるようにしかみえない。もしくは、私たちの応援や支援の力が不充分なのかもしれない。

 

 この状況下において、クラブ側からの打開策や展望の発信もないまま、サポーターは日々、不安を抱え悶々と活動を続けている。この先どうなろうとも、チーム(選手&スタッフ)を信じ、全力で応援を続けていくしかないことは我々も理解している。

 

 それでも最後の笛が吹かれるまで、泥臭くも必死に粘り強く戦い続ける姿勢こそが、真の愛媛FCだったはず。傷口が広がる前に「伊豫魂」とも称される、その戦い振りの復活を望みたい。

 

 サポーターは皆、「反攻追撃(2018年チーム・スローガン)」を待ち侘びているのだから……。

 

 4月に入り、下部組織の2018シーズンもスタート。愛媛FC U-18が参戦するプリンスリーグ四国も開幕を迎えている。

 

 4月7日(土)、高円宮杯JFA U-18サッカープリンスリーグ2018四国が開幕。愛媛FC U-18は高知西高校と対戦し、FW岡田蒼生選手やMF石田健真選手らのゴールで、5-2と快勝した。

 

 4月14日(土)に行われた第2節では、大手前高松高校と対戦。試合の序盤にDF横江建城選手が先制ゴールを決める。前半の終盤にはMF渡邊創太選手が追加点を奪取。後半の立ち上がり、相手に1点を返されるが、その後は持ち堪え、2-1で勝ち点3をゲットした。

 

 4月21日(土)に行われた第3節では、しおさい公園競技場(伊予市)にて今治東中等教育学校と対戦。試合開始直後から攻め込まれる苦しい展開が続いた。それでも時間経過と共に徐々に落ち着きを取り戻し、中盤でボールを保持しつつ、サイドのスペースを利用し、攻撃を仕掛けた。

 

 そんな中、前半24分に敵ゴール前での混戦からFW柳下将野選手が先制点を決める。

 歓喜に沸き立つサポーター!

 

「ラララララララララララー! オオオオー!」

 ゴールを称えるチャントが会場に響き渡った!

 

 先制を許した今治東も黙ってはいない。反撃に向け、個々の体格を活かしたハイプレッシャーを仕掛けてくる。これに対し愛媛もスピーディーなカウンター攻撃で追加点を狙うがスコアは動かず。一進一退の攻防が試合終盤まで続いた。そして試合終了間際、FW塩崎彰選手のアシストからFW田中大翔選手がゴールを決め、勝負あり。2-0で愛媛FC U-18が完封勝利を収めた。

 

 愛媛FC U-18は開幕3連勝をマーク。2018シーズン、幸先の良いスタートを切ることに成功した。

 

 昨年までレディースチームで指揮を執っていた川井健太さんを新監督に迎え、新生U-18チームとしてスタートした今季。不安もあったが、実力が拮抗しているリーグで、しっかりと結果を残してくれているので、ひとまず安心といったところだ。

 

 試合前に行われるチームメイト同士のハイタッチなどを見ていると、レディースチームでの経験を活かしチーム内の雰囲気作りも上手くいっているようだ。

 

 新チームということで個々の役割や連携がまだまだ完成されていない部分も見受けられる。だが、明るい雰囲気の中、チームワークが高まれば、きっとリーグ戦での「優勝」の文字も見えてくるに違いない。

 

愛媛新聞社

 

 

 

 

 

 <松本 晋司(まつもと しんじ)プロフィール>

1967年5月14日、愛媛県松山市出身。愛媛FCサポーターズクラブ「Laranja Torcida(ラランジャ・トルシーダ)」代表。2000年2月6日発足の初代愛媛FCサポーター組織創設メンバーであり、愛媛FCサポーターズクラブ「ARANCINO(アランチーノ)」元代表。愛媛FC協賛スポンサー企業役員。南宇和高校サッカー部や愛媛FCユースチームの全国区での活躍から石橋智之総監督の志に共感し、愛媛FCが、四国リーグに参戦していた時期より応援・支援活動を始める。


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