千葉ロッテは21日、四国アイランドリーグPlus愛媛の金森敬之投手と育成選手契約を結んだことを発表した。金森は昨季まで北海道日本ハムに9年間在籍しており、1年でNPB復帰を果たした。日本の独立リーグを経由してNPBに戻ったケースは山田秋親(アイランドリーグ福岡−ロッテ)、正田樹(BCリーグ新潟−東京ヤクルト)、クリス・カーター(BCリーグ石川−埼玉西武)に続き、4例目。金森は今季、アイランドリーグで35試合に登板し、1勝3敗2セーブ、防御率2.83の成績を残している。
(写真:愛媛で右ヒジ手術からの復活をアピールした)
 日本ハムを戦力外となり、愛媛入りした金森は昨年、ヒジの手術を受けており、リーグでの初登板は開幕から約1カ月後と出遅れた。だが、リリーフとして登板を重ねるごとに徐々に感覚を取り戻し、最終的には公式戦の半数近い35試合でマウンドに立った。

 この10日には静岡で開催されたNPB合同トライアウトに参加。打者4人に対して、2三振、1四球でヒット性の当たり許さない好内容をみせた。14日からはロッテの秋季キャンプにテスト生として呼ばれ、紅白戦に先発していた。またロッテは巨人を今季限りで戦力外になった岸敬祐(元愛媛)も育成選手として獲得を決めている。