ニューヨーク・ヤンキースの黒田博樹は3日、敵地でのヒューストン・アストロズ戦で今季初先発し、6回2失点で負け投手となった。黒田は初回、先頭のデクスター・ファウラーに右中間にいきなりソロアーチを浴びる。3回には1死三塁のピンチでロビー・グロスマンの打球を一塁手がはじく不運(結果は失策)もあり、追加点を奪われた。ただ、中盤以降は立ち直り、4回以降は無失点。試合をつくったものの、打線の援護がなく、ヤンキースは1−3で敗れた。これでチームは開幕連敗スタート。イチローも2試合連続で出場機会がなかった。
 ボストン・レッドソックスの上原浩治は同日、敵地でのボルチモア・オリオールズ戦で今季初登板を果たした。6−2と4点リードの最終回、8回をゼロに封じた田澤純一の後を継いでマウンドへ。味方のエラーと内野安打で走者を2人背負ったものの、最後のバッター、ライアン・フラハーティをファーストゴロに仕留め、試合を締めくくった。セーブがつかない場面ながら、きっちりと無失点で抑え、クローザーとしてチームの初勝利に貢献した。