(写真:イベント開催にあたり、鮮やかな告知チラシを作成していただいた)

「愛媛FCがあって良かった!」

 9月2日(日)、愛媛ゴール裏netと愛媛FCサポート連絡会、そして私達ラランジャ トルシーダが主催する「EFC TALK TIME!~愛媛FCファン大集合~」と題したファンミーティングイベントが開催された(後援には愛媛県様、松山市様、一般社団法人愛媛県サッカー協会様、株式会社愛媛FC様に、ご協力頂き開催)。

 

愛媛新聞社

 

 

 

 

 このイベントは、愛媛FCの魅力をより多くの愛媛県民の皆様に認識していただき、関わる人の思いや夢、また個々の取り組みなどの情報を共有し、発信していくことでニンジニアスタジアムへの更なる動員を図ることを目的に行われたものである。

 

 イベントの会場は、松山市総合コミュニティセンターの大会議室。当日は、約60名の愛媛FCサポーターやファンが来場し参加することになった。

 

 今回、私は司会進行役を務めることになり、緊張の中、イベントを進めさせていただいた。

 

 2部構成で行われ、第1部では、ゲスト2人による「対談」を参加者の方々に楽しんでいただいた。そのゲストは、元J’sGOAL編集長で株式会社Jリーグマーケティング専務執行役員の山下修作様。そして、もう1人は前愛媛FC社長で愛媛県サッカー協会会長の豊島吉博様である。お2人には「Jリーグから見た愛媛FC」というテーマで、対談していただいた。山下様は、現在Jリーグで地域に根付いた活動を行いファン獲得に成功したクラブなどの例を挙げ、愛媛FCの持つ可能性について語ってくださった。また、海外で行われているスポーツ施設運営の取り組みなども紹介していただいた。豊島様は、愛媛FC発足の歴史や過程、クラブとの向き合い方、サポーターによる応援や支援のスタイルについて語ってくださった。

 

 対談の途中、「山下様にお礼が言いたい!」ということで、スペシャルゲストも登場した。それは、愛媛FC熱烈サポーターの(カエルの)一平くんである。過去、山下様にはJ’sGOALの記事やスポーツイベントなどでも紹介していただき、全国的にも有名にしてもらった恩義があり、この機会に感謝を伝えたかったという。一平くんの来場は、イベント参加者や山下様にも事前には伝えられておらず、サプライズでの登場となった。彼の乱入に会場は、どよめきと歓声に包まれ、山下様も驚かれていた。

 

 その後、喋れない一平くんは、色々なアクションで、山下様へ感謝の気持ちを伝えていた。

 

 このサプライズには、来場者の皆さんも喜んでくださったみたいで、ひと安心であった。

 

(写真:告知チラシ裏面。選手の名前やルールがわからなくても参加OKだ)

 続く第2部では「みんなで語ろう!愛媛FC」と題して、参加者全員によるテーブルトークが行われた。会場には8つのテーブルが準備され、各テーブルに7人程が着座。テーブル毎に異なるトークテーマを決めて、ディスカッションをするのだ。トークを終えると、各自が別のテーブルに移動し、新たなテーマに沿って語り合うのである。

 

 約1時間半の間に全体で20個程のトークテーマが飛び出した。例えば、「好きなスタジアムグルメは何?」「理想のスタジアムはどんなもの?」「好きな応援チャントは何?」などのテーマで意見が交わされた。そんな中、ユニークな意見が飛び出し、笑いがこぼれる場面が続出した。思いも寄らない視点からの意見や個々のサポーターとしての思いなども伺え、とても勉強になった。

 

 イベントの最後には、参加者全員で握手をして記念の集合写真を撮影。お約束の「えひめエフシー!」コールの大合唱も行われた。

 

 このイベントを通じてファン同士の親睦を深め合うと共に、新たな愛媛FCの魅力を発見することができた。参加いただいた方々も、このひと時を楽しんでくださったようで、皆さん笑顔で会場を後にされた。ここで得た知識や情報、熱い思いなどを参加者の皆さんが持ち帰り、より多くの方に伝えていただき、ニンジニアスタジアムへ新たなファンを呼び込んでいただければ有り難い。

 

 今回のように、サポーターやファンがそれぞれの思いを持ち寄り、楽しいイベントを開催できるのも、私たちの故郷に「愛媛FC」が存在するからこそである。“愛媛FCがあって良かった!”と改めて実感できた1日であった。

 

<松本 晋司(まつもと しんじ)プロフィール>

1967年5月14日、愛媛県松山市出身。愛媛FCサポーターズクラブ「Laranja Torcida(ラランジャ・トルシーダ)」代表。2000年2月6日発足の初代愛媛FCサポーター組織創設メンバーであり、愛媛FCサポーターズクラブ「ARANCINO(アランチーノ)」元代表。愛媛FC協賛スポンサー企業役員。南宇和高校サッカー部や愛媛FCユースチームの全国区での活躍から石橋智之総監督の志に共感し、愛媛FCが、四国リーグに参戦していた時期より応援・支援活動を始める。

 

愛媛新聞社


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