森保J、4連勝ならず ~キリンチャレンジカップ2018~
サッカー日本代表(FIFAランキング50位)は16日、大分スポーツ公園総合競技場でベネズエラ代表(同29位)と親善試合を行った。試合は1-1の引き分けに終わった。前半39分、DF酒井宏樹(マルセイユ)の代表初ゴールで日本が先制した。後半に入ると、MFトマス・リンコンにPKを決められ、日本の連勝は3で止まった。
酒井、初ゴールも痛恨のPK献上(大分)
日本代表 1-1 ベネズエラ代表
【得点】
[日] 酒井宏樹(39分)
[ベ] トマス・リンコン(81分)
この試合ではGKシュミット・ダニエル(ベガルタ仙台)がA代表初出場、肺気胸で招集が見送られたDF長友佑都(ガラタサライ)が務める左サイドバックの位置にはDF佐々木翔(サンフレッチェ広島)が入った。
日本はスタジアム近辺の交通渋滞に巻き込まれ、到着が遅れた。ウォームアップが不十分だったことも影響したのか、立ち上がりから日本は波に乗れずピンチを招いた。
11分、日本のゴール前で佐々木がヘディングでシュミット・ダニエルにバックパスを試みるがFWサロモン・ロンドンの足元にボールが転がる。シュミット・ダニエルが前に飛び出るがロンドンにループ気味のシュートを放たれる。ボールはゴールラインを割るかと思われたがDF冨安健洋(シントトロインデン)が間一髪のところでボールを掻き出した。
24分にはDFロベルト・ロサレルに右サイドから左足で強烈なシュートを見舞われるが、枠を外れて難を逃れた。
その2分後、“新ビッグ3”の一角を担うMF堂安律(フローニンゲン)にチャンスが訪れた。ペナルティーエリア左でFW大迫勇也(ブレーメン)がボールをキープし、右サイドの堂安へ。ボールを受けた東京五輪世代のエースは右足でループシュートを放つが、惜しくもゴール右に逸れた。
前半終了間際、今度は新10番に見せ場が訪れる。大迫のスルーパスに中島が抜け出す。GKと1対1から中島は右足インサイドでシュートを打つが相手GKが左足でセーブ。日本は好機を生かせない。
立て続けに決定機を逃した日本は活路を見出した。39分、敵陣右サイドからのフリーキック。キッカーのMF中島翔哉(ポルティモネンセ)がペナルティーエリアファーサイドにクロスを入れる。これに反応した酒井が右足インサイドで合わせると相手GKの手を弾き、ゴールネットを揺らした。再三のチャンスをふいにした日本は酒井の代表初ゴールで先制点を奪い試合を折り返した。
後半に入ると両チームともトーンダウンしてしまう。途中からピッチに投入されたMF原口元気(ハノーファー)が30分にダブルタッチで相手をかわしシュートを放つものの、相手GKに止められた。
34分には、酒井が自陣ペナルティーエリア内で痛恨のファウルを犯し、ベネズエラにPKを献上する。これをリンコンに右隅に決められて追いつかれた。終了間際、親善試合ながら日本はDF吉田麻也(サウサンプトン)を前線にあげるパワープレーに出る。クロスからヘッドでゴールネットを揺らしたが判定はオフサイド。幻のゴールとなった。
結局、日本は勝ち越し点を奪えずタイムアップ。初陣からの4連勝がかかっていたが、記録は途絶えた。ベネズエラのラファエル・ドゥダメル監督も森保一監督同様アンダーカテゴリーの代表の指揮も執っている。“兼任監督”対決はドローに終わった。
(文/大木雄貴)