四国アイランドリーグplusの香川から中日に入団した又吉克樹が13日、ナゴヤドームでの横浜DeNA戦でNPB8勝目(1敗)をあげた。又吉は4−4と同点に追いつかれた7回、なおも2死二塁の場面で登板。4番トニ・ブランコをストレートでライトフライに打ち取り、ピンチを切り抜ける。すると、その裏、中日は2死三塁のチャンスから平田良介の内野安打で1点を勝ち越す。8回も引き続きマウンドに上がった又吉は、先頭の井出正太郎から空振り三振を奪うと、この回をわずか6球で三者凡退に仕留めた。中日は、そのまま5−4で接戦を制し、連敗をストップした。
 新人での8勝は千葉ロッテの石川歩(7勝)を上回り、12球団トップ。独立リーグを経験してNPB入りした選手では、2008年の多田野数人(北海道日本ハム、徳島にスポット加入)、2013年のアレッサンドロ・マエストリ(オリックス、元香川)の7勝を抜き、シーズン最多の勝ち星となった。

 中日は抑えの岩瀬仁紀が左ヒジの張りを訴えて登録抹消され、又吉はセットアッパーに昇格した。この日も1回3分の1を危なげなく零封し、7月14日から14試合16回3分の1を連続無失点中。その間、3週連続で3勝を稼ぎ、チームに勝ちを呼び込む役割も果たしている。

 河本、6回無失点で4連勝(徳島3勝1敗、レクザム、495人)
徳島インディゴソックス   3 = 100020000
香川オリーブガイナーズ  0 = 000000000
勝利投手 河本(6勝3敗3S)
敗戦投手 渡辺(0勝1敗)
セーブ   入野(11勝2敗2S)
本塁打  (徳)吉村8号2ラン

<順位表> 勝  負  分  勝率   差
1.愛媛   13  4  1  .765
2.徳島   11  4  3  .733  1.0
3.香川    3  9  2  .250  6.5
4.高知    3  11 3  .214  1.0

【BCリーグ】
◇後期
 ネイディング、6回1安打の好投(石川2勝2敗1分、石川県立野球場、546人)
福井ミラクルエレファンツ   0 = 000000000
石川ミリオンスターズ     4 = 000000400
勝利投手 ペレス(1勝0敗)
敗戦投手 藤井(5勝7敗)

 富山、12安打も2得点の拙攻(新潟3勝0敗、桃山野球場、405人)
新潟アルビレックスBC   12 = 000207210
富山サンダーバーズ     2 = 001000010
勝利投手 田村(7勝3敗)
敗戦投手 永田(1勝2敗)

<順位表>
〜上信越地区(後期)〜
 勝   負   分   勝率   差       
 新潟   9   4   4  .692  
2 信濃   10   7   1  .588  1,0
3 群馬   7   10   2  .412  3.0

〜北陸地区(後期)〜
 勝   負   分   勝率   差       
 石川   7   7   3  .500  
2 富山   8   9   1  .471  0.5
3 福井   6   10   1  .375  1.5