愛媛FCレディースの快進撃が止まらない!

 

 今年も桜の開花と共にスタートしたプレナスなでしこリーグ2部。愛媛は参戦して5年目のシーズンとなる。今年こそは1部昇格の夢を叶えたい。

 

 

 

 

 

 

 

 3月21日(木)に行われた開幕戦。愛媛はアウェイの地で難敵のセレッソ大阪堺レディースを相手に見事な逆転劇で2019シーズンのスタートを白星で飾った。第2節のホーム開幕戦では、守備のミスから失点を重ね惨敗。それでも第3節では、すぐさま守備を立て直し、僅差での勝利を得た。

 

 4月20日(土)の第4節、スフィーダ世田谷FC戦は、序盤から一進一退の攻防が続く中、0-0のまま、アディショナルタイムに突入した。試合終了間際、敵ゴール前での混戦からMF仲松叶実選手がゴールを決めた。これが決勝点となり、愛媛が劇的な勝利を収めた。この試合はトップチームのホームゲームと同日開催(隣接会場)ということもあり、400名を超える大勢の愛媛サポーターが応援に加わった。熱い声援の後押しもあり最後の最後に勝利を引き寄せた感動的な試合だった。

 

 続く第5節のバニーズ京都SC戦では早々に試合の主導権を握り、立ち上がりと終盤に得点を決め、見事リーグ3連勝を果たした。第6節、アウェイの静岡産業大学磐田ボニータ戦は終盤に愛媛が追い着き、引き分けに持ち込んだ。

 

 5月6日(月)の第7節、ASハリマアルビオン戦は、序盤から決定機をつくり出すものの先制点を奪えないイライラした展開が続いた。それでも後半7分に自陣からの素早いカウンター攻撃をきっかけに敵陣ペナルティーエリア内で相手DFのハンドを誘発した。キッカーはFW阿久根真奈選手。短い助走から右足を鋭く振り抜いた。ボールは敵GKの逆を突き見事、ゴールイン! この1点を守り抜き、試合終了。苦しい中でも粘り強く戦い、愛媛が勝ち点3を積み上げた。

 

 第8節はアウェイで首位のオルカ鴨川FCとの戦い。攻撃のリズムは良いものの、相手の堅守にはね返される。愛媛としては攻撃のスイッチとなる前線への縦パスが入りにくい嫌な展開が続いた。しかし後半18分、サイドから活路を見出す。MF山城見友希選手のクロスにFW大矢歩選手が上手く左足で合わせ、決勝ゴールを叩き込んだ! 勝ち点3を獲得した結果、遂に愛媛がリーグ戦で首位に躍り出た。

 

 5月19日(日)に行われた第9節、ニッパツ横浜FCシーガルズ戦は、リーグ戦前期日程の最終節。今節も勝利し、首位のままリーグ後半戦へと臨みたい。愛媛は立ち上がりから積極的な攻撃の姿勢を見せた。前半8分、早くも歓喜の瞬間が訪れる。敵陣内にて得たフリーキックをMF筬島彩佳選手がゴール前にクロスボールを供給。相手DFと競り合いながら、このボールをFW上野真実選手がヘディングで捉え、見事ゴール! 先制点を奪った愛媛が試合の主導権を握る。

 

 後半7分には、MF西川早弓選手が自陣左サイドからロングフィードを相手DFラインの背後に送る。このボールにDFラインの背後を取った大矢選手が反応する。そのまま敵ゴール前までドリブルで持ち込みシュートを放った。ボールは敵GKの股下をすり抜けゴール!

 

 更に後半38分、敵陣ペナルティーアーク付近に陣取るMF桜井由衣香選手がボールをキープ。後方からペナルティーエリアに走り込む上野選手へとスルーパスを供給する。上野選手はそのまま右足を一閃。弾丸シュートはゴールネットに突き刺さり、試合会場は大歓声に包まれた。

 

「スウィーギン スウィンギン愛媛 フォーエヴァー!」

 サポーターによる歓喜の大合唱が鳴り止まない。相手との激しいフィジカルコンタクトに耐えながら技術と連携力の差を見せつけ、3-0で愛媛が完勝した。

 

 リーグ戦9試合を消化して7勝1分け1敗(勝ち点22)。リーグ戦を首位で折り返すことができた。

 

 今季の愛媛は、苦しい展開でも、決して諦めず最後まで粘り強く戦い、良い結果を引き寄せている。経験を積み重ね、選手たちもたくましくなっているし、新加入の選手たちも上手くチームにフィットしている。

 

 リーグ戦では第2節に敗戦を喫したものの、以降は「負け無し(6勝1分け)」と好調を維持している。

 

 リーグ戦は一旦、8月末まで中断となるが、これから8月初旬までは、カップ戦(2019プレナスなでしこリーグカップ2部)の戦いが休む間もなく続く。

 

 昨年もこの時期(5月頃)にリーグ戦で単独首位と好調だった愛媛。しかし、リーグ戦後期に国体をはさむなどハードスケジュールの影響から調子を崩し、年間順位を6位まで落としてしまったのだ。

 

 昨年の二の舞にならないようコンディションの管理に日々努め、『本当の勝負はここから』ということを肝に銘じ、強い気持ちを持ってリーグ後半戦へと臨んでもらいたい。

 

 

 

 

 

 

 

<松本 晋司(まつもと しんじ)プロフィール>

1967年5月14日、愛媛県松山市出身。愛媛FCサポーターズクラブ「Laranja Torcida(ラランジャ・トルシーダ)」代表。2000年2月6日発足の初代愛媛FCサポーター組織創設メンバーであり、愛媛FCサポーターズクラブ「ARANCINO(アランチーノ)」元代表。愛媛FC協賛スポンサー企業役員。南宇和高校サッカー部や愛媛FCユースチームの全国区での活躍から石橋智之総監督の志に共感し、愛媛FCが、四国リーグに参戦していた時期より応援・支援活動を始める。


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