メジャーリーグのアメリカンリーグのチャンピオンシップは16日、第4戦が行われ、カンザスシティ・ロイヤルズがボルチモア・オリオールズに2−1で勝利し、4連勝で29年ぶり3度目のリーグ優勝を決めた。これでワイルドカードゲームから怒涛の8連勝。ポストシーズン初戦からの連勝記録を更新した。ロイヤルズは初回、2番・ライトの青木宣親が死球を受けるなどして1死二、三塁のチャンスをつくると、エリック・ホズマーの一塁ゴロで三塁走者が先制のホームイン。本塁への送球をキャッチャーが弾く間に青木も二塁から一気に生還して2点を先取する。このリードを先発のジェーソン・バルガスから4人の投手リレーで相手の反撃を1点に封じ、逃げ切った。青木は2打数0安打で途中交代した。
 ナショナルリーグのチャンピオンシップ第4戦は、サンフランシスコ・ジャイアンツがセントルイス・カージナルスに6−4で逆転勝ちし、対戦成績を3勝1敗として2年ぶりのワールドシリーズ進出に王手をかけた。ジャイアンツは先発のライアン・ボーグルソンが不調で3回表までは1−4とリードを許す。だが、直後にバスター・ポージーのタイムリーなどで1点差に詰め寄る。迎えた6回、1死二、三塁から一塁手のフィルダースチョイスで4−4の同点に追いつくと、次打者の内野ゴロの間に逆転に成功。ポージーもセンター前に弾き返して1点を加え、救援陣が走者を背負いながらも踏ん張った。

◇ア・リーグ
 打率5割超の3番・ケーンがMVP(ロイヤルズ4勝、カウフマンスタジアム)
ボルチモア・オリオールズ   1 = 001000000
カンザスシティ・ロイヤルズ  3 = 20000000×
勝利投手 バルガス(1勝0敗)
敗戦投手 ゴンザレス(0勝1敗)
セーブ   ホランド(4S)
本塁打  (オ)フラハーティ1号ソロ

◇ナ・リーグ
 ポージー、2安打3打点(ジャイアンツ3勝1敗、AT&Tパーク)
セントルイス・カージナルス     4 = 112000000
サンフランシスコ・ジャイアンツ   6 = 10200300×
勝利投手 ペティット(1勝0敗)
敗戦投手 ゴンザレス(0勝1敗)
セーブ   カシーヤ(2S)
本塁打  (カ)ウォン2号ソロ