現地時間23日、プロバスケットボールリーグのNBA開幕戦が各地で行われた。アメリカ・ダラスではダラス・マーベリックスがF八村塁の所属するワシントン・ウィザーズと対戦。試合はマーベリックスがウィザーズに108-100で勝利した。敗れたウィザーズの八村は先発出場。NBAデビュー戦で14得点10リバウンドの活躍を見せた。

 

 1巡目指名(全体9位)のポテンシャルは十分に示した。八村が開幕戦デビューを果たし、田臥勇太、渡邊雄太に続く日本人3人目の公式戦出場。スタメン出場は初である。

 

 見せ場は早々に訪れた。Gブラッドリー・ビールが自陣でのリバウンドからロングパス。八村はFクリスタプス・ポルジンギス、Cマキシ・クレバーといった長身を相手にしながらゴールにねじ込んだ。その後もジャンプシュートを決めるなど第1Qはチーム最多の6得点。まずまずの滑り出しだった。

 

 試合はマーベリックスが昨シーズン新人王Gルカ・ドンチッチ、ポルジンギスらの活躍で点差を離される。第4Qで追い上げたが、8点差で敗れた。八村は約25分に出場。NBAデビューを勝利で飾れなかったものの、14得点10リバウンドのダブルダブルをマークした。

 

(文/杉浦泰介)