グラクソ・スミスクライン株式会社が運営する喘息情報ウェブサイト「Zensoku.jp」にて、当HP編集長・二宮清純がナビゲーターを務める対談シリーズ「二宮清純のゼンソク人間学」が好評配信中です。このシリーズでは幼い頃から喘息に悩まされてきた二宮が、病気を克服して活躍しているスポーツ選手、元選手と対談。喘息をいかに乗り越えるかというテーマで話を進める中で、この病気への理解を深め、患者さんを勇気づけることを目指しています。今回はボクシングの元2階級世界王者・八重樫東選手と、喘息の専門医で埼玉医科大学呼吸器内科教授、同大学アレルギーセンター センター長の永田真先生との対談を実施。その後編を公開しました!

 当サイトでは対談の一部を特別にご紹介します。
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 継続治療でさらなる強さを

永田: 季節の変わり目に症状が出やすいとのことですが、調子が悪くなる前兆はありますか。
八重樫: どのタイミングで悪くなるか、自分でも完全に把握できているわけではないですね。ずっと調子がいいこともあれば、突然、何日も苦しくなることもあるんです。あと試合を終えて、しばらく休養をとった後、練習を再開した時に症状が出る場合もありますね。

永田: 試合前は大丈夫でも、試合後に症状が出るのは興味深い現象ですね。強度の高い練習を続けたり、試合に向けてアドレナリンなどが出ることが、気管支拡張作用につながっているのかもしれません。

二宮: では、八重樫選手の現状を判定するために、喘息コントロールテストを実施してみましょう。
八重樫: 「この4週間に、喘息のせいで職場や家庭で思うように仕事がはかどらなかったことは時間的にどの程度ありましたか」。少しあるので5点満点中4点ですね。「この4週間に発作止めの吸入薬をどのくらい使いましたか」。これも1週間に1回以下ですが、使っているので4点です。

二宮: 結果は25点満点中20点です。
永田: 判定としては20点以上で「順調です。あと一息」ですが、20点を下回ると十分にコントロールできていないことになります。だから、ギリギリの点数です。八重樫さんがトップアスリートであることを考えれば、できれば25点を目指すことが求められるでしょう。
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 新年も喘息を克服して活躍中のスポーツ選手、元選手が登場予定です。どうぞお楽しみに。
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