18日、東京ヤクルトの古田敦也選手兼任監督が今季限りで現役を引退し、同時に監督も辞任する意向を球団に申し入れていることが明らかになった。
 球団は専任監督として来季の続投を要請し慰留しているが、本人の決意が固いことから受け入れるとみられている。早ければ明日19日にも記者会見が行われる見通しだ。
 古田は06年に南海時代の野村克也(現楽天監督)以来、29年ぶりの選手兼任監督に就任した。昨季はリーグ3位と2年ぶりにAクラス入りを果たしたが、今季は開幕から4連敗を喫するなどチームの低迷が続いていた。17日現在、ヤクルトは首位・阪神と18.5ゲーム差の最下位に沈んでおり、既に今季はBクラスが決定。クライマックスシリーズ進出の可能性はない。

 選手としても05年から出場試合数が減り、昨季は36試合、今季は通算2000試合を達成したものの、わずか3試合にとどまっている。