1日、大阪桐蔭の主砲、中田翔が86号の本塁打を放ち、埼玉栄時代の大島裕行(西武)がもつ高校通算最多記録と並んだ。
 大阪桐蔭のグラウンドで行なわれた初芝(大阪)との練習試合で4番・ライトで先発出場した中田は、6回に左中間スタンドへソロ本塁打を放ち、歴代記録まであと1本と迫った。
 そして迎えた最終回、ボールカウント1−1から高めの変化球をレフトスタンドに運び、歴史的快挙を成し遂げた。試合は14−0で大阪桐蔭が大勝した。

 これで99年に大島が達成して以来の新記録樹立は、ほぼ確実といえそうだ。あとは、中田自らが目標としている100本にどれだけ近づけることができるかが注目される。

 中田率いる大阪桐蔭は3季連続の甲子園出場を狙い、7日に開幕する全国高校野球選手権大会大阪大会に臨む。初戦の相手は14日に予定されている四条畷北だ。
 中田は過去3度達成されなかった全国制覇をかけて高校最後の夏に挑む。