サッカー日本代表(FIFAランキング28位)は7日、カタールW杯アジア二次予選でタジキスタン代表(同121位)とホームで対戦し、4対1で勝利した。日本は前半6分にMF古橋享梧(ヴィッセル神戸)得点で先制したものの、9分にアジア二次予選で初失点を喫する。しかし、40分にMF南野拓実(サウサンプトン)のW杯予選7戦連続得点で勝ち越しに成功。後半6分にはMF橋本拳人(ロストフ)が、26分にはMF川辺駿(サンフレッチェ広島)が得点し、リードを広げた。

 

 日本、二次予選で初失点(パナソニックスタジアム吹田)

日本代表 4-1 タジキスタン代表

【得点】

[日]古橋享梧(6分)、南野拓実(40分)、橋本拳人(51分)、川辺駿(71分)

[タ]エフソン・パンシャベン(9分)

 

 既にアジア二次予選通過を確定されている日本は、海外組と国内組の混合メンバーで試合に臨んだ。Jリーガーが結果を残した試合となった。

 

 前半6分、相手DFラインの裏に抜け出したFW浅野拓磨(無所属)のシュートは飛び出してきた相手GKに阻まれるが、こぼれ球を古橋が拾い、左足で冷静にゴール中央に蹴り込んだ。

 

 その3分後、一瞬の気のゆるみが見られた。日本の左サイドからクロスを放り込まれるとペナルティーエリアのファーサイドから走り込んできたパンジャベンにヘディングでゴールを許した。

 

 しかし、エースが仕事をした。40分、スルーパスから右サイドに抜け出した古橋が低く速いクロスを供給。これを南野がニアサイドで滑り込みながら左足で合わせ、勝ち越しに成功した。

 

 後半に入ると6分、DF山根視来(川崎フロンターレ)の右からのクロスにボランチの位置から前線にあがった橋本が右足インサイドで合わせ、ゴール左隅に決めた。

 

 26分には相手GKのパスミスを拾った川辺が右足ダイレクトで無人のゴールに流し込んだ。川辺はAキャップ2試合目にして代表初ゴールとなった。

 

 次節、日本は11日にノエビアスタジアム神戸でセルビア代表と親善試合を行う。

 

(文/大木雄貴)