11月22日(木)

プロ野球
 北京五輪予選の初戦を目前に控える野球日本代表は22日、福岡ヤフードームでオーストラリア代表と最終強化試合を行った。日本代表は先発の川上憲伸(中日)以下6人の投手陣が相手打線を2安打無失点に封じ、6−0で勝利した。
 アマチュアから唯一選出され、21日に合流したばかりの長谷部康平(愛工大)は7回に4番手としてマウンドへ。3人をピシャリと抑え、最終メンバー入りへ大きくアピールした。大野豊投手コーチは、台湾入り前に3名程度を候補から外すことを示唆しており、生き残り競争がますます激化しそうだ。
 オーストラリア代表との最終強化試合は23日にも同所で行われる。

 4番・新井、5番・阿部が2安打(ヤフードーム)
オーストラリア代表 0 = 000000000
日本代表       6 = 10010004×
(オ)ブラックリー−ウィルトシャー−ワイズ−ヒル−トンプソン−トーマス
(日)川上−高橋−小林−長谷部−岩瀬−上原

<石井一(ヤクルト)、西武へ移籍>

 東京ヤクルトからFA宣言していた石井一久投手が22日、西武ライオンズへの移籍を決めた。石井は23日に神宮球場で行われるヤクルトのファン感謝デーに出席し、ファンに退団のあいさつを行う。

 西武は石井に対して、ヤクルトを上回る条件を提示。環境やファンサービスでも石井の要望をくみいれるなど、獲得への熱意が実った形だ。一方、ヤクルトは交渉の場に鈴木正球団社長が同席しないなど温度差がみられ、チームを長年支えた左腕を手放す結果となった。

 石井は92年ドラフト1位でヤクルトに入団。速球と大きく曲がる変化球でリーグを代表する左腕に成長し、ヤクルト黄金時代を支えた。01年のチームの日本一を置き土産にポスティングシステムを利用してロサンゼルス・ドジャースに移籍。02年に14勝をあげるなど、メジャー4年間で39勝をマークした。06年からは友人でもある古田敦也監督(当時)の就任に伴い、ヤクルトに復帰していた。

 スワローズは既に4番・ラミレスの退団が決まり、今シーズン最多勝のタイトルを獲得したグライシンガーとの交渉もまだまとまっていない。ドラフトでは佐藤由規(仙台育英)、加藤幹典(慶大)と好投手を相次いで獲得したものの、最下位に沈んだ燕の低空飛行は来季も続きそうだ。

◆bjリーグ

福岡が沖縄との2連戦を制し、3連勝
◇11月22日、福岡市九電記念体育館
ライジング福岡 100−90 琉球ゴールデンキングス
【第1Q】18−19【第2Q】25−25【第3Q】22−26【第4Q】35−20


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