10日、プロ野球のクライマックスシリーズ・ファイナルステージ第1戦が行われ、セ・リーグは1位の東京ヤクルトが3位・巨人と対戦。パ・リーグはオリックスが2位・千葉ロッテとそれぞれ対戦した。ゲームはヤクルトが4対0、オリックスが1対0で勝利し、アドバンテージを含め2勝とリードした。

 

 ヤクルトは初回、1死一、三塁のチャンスをつくると、4番・村上宗隆がショートフライに討ち取られたものの、三塁ランナーの塩見泰隆が守備の隙きをついてタッチアップしてホームイン。1点を先制した。さらに2死一塁で、5番サンタナがレフトへ2ランホームランを放ち、3対0とリードを奪った。

 

 先発の奥川恭伸は1回、2回を三者凡退に抑え、3回に初ヒットを許したものの、要所を締めるピッチングで巨人に得点を許さなかった。7回裏、ヤクルトは塩見のタイムリーツーベースで1点を追加し、4対0。奥川はその後も快投を続け、98球でプロ初完投を完封で飾った。

 

 オリックスは、先発の山本由伸がロッテの先頭・荻野貴司にヒットを打たれたものの後続を断つ上々の立ち上がり。その裏、四球のランナーを置いて5番の岡田がライトへ弾き返し、1点を先制した。ロッテの先発・石川歩も好投を見せ、両チーム、無得点のまま試合は進んだ。結局、初回の1点を10奪三振の快投で山本が守り抜き、オリックスが初戦をものにした。

 

 

11月10日(水)
◇クライマックスシリーズ・ファイナルステージ

 奥川、プロ入り初完封(ヤクルト2勝 神宮)
巨人 0 = 000|000|000
東京ヤクルト 4 = 300|000|10×
勝利投手 奥川(1勝)
敗戦投手 山口(1敗)
本塁打 (ヤ)サンタナ1号2ラン

 

 T-岡田、先制打が決勝打(オリックス2勝 京セラD)
千葉ロッテ 0 = 000|000|000
オリックス 1 = 100|000|00×
勝利投手 山本(1勝)
敗戦投手 石川(1敗)