7日、プロ野球のクライマックスシリーズ・ファーストステージ第2戦が行われ、パ・リーグは千葉ロッテが東北楽天と4対4で引き分け、対戦成績を1勝1分としてファイナルステージ進出を決めた。セ・リーグは巨人が阪神を4対2で下し、こちらもファイナルステージに進出した。

 

 ロッテは序盤、2点をリードされたものの2回裏、ダブルプレーの間に1点を返し、4回には山口航輝のタイムリーヒットで同点。さらに6回には山口がライトスタンドへソロホームランを放ち、3対2と勝ち越した。1点を追う楽天は7回に炭谷銀仁朗のホームランで追いつき、さらに4番・島内宏明が1死一、三塁の場面でレフトへ弾き返し、再びゲームをリードした。ロッテは7回、2死走者なしから2番レオネス・マーティンがライトスタンドへソロホームランで4対4の同点に。引き分けでもファイナルステージ進出が決まるロッテは8回を佐々木千隼が三者凡退に抑え、9回は守護神の益田直也がマウンドへ。益田は1死から岡島豪郎にヒットを許したものの、後続の浅村栄斗を内野ゴロに打ち取り2死。最後は島内をライトフライに打ち取り、ロッテのファイナルステージ進出が決まった。

 

 甲子園で行われたセ・リーグの第2戦は阪神が佐藤輝明のタイムリーなどで2点を先制したものの、3回に巨人が阪神のエラーを足がかりに3点を奪い、逆転。その後も巨人は阪神に追加点を許さず、8回にはゼラス・ウィーラーの犠牲フライで1点を追加した。試合はそのまま4対2で進み、最終回、阪神が2死一、二塁と攻めたが、最後はチアゴ・ビエイラがメル・ロハス・ジュニアを空振り三振に仕留め、ゲームセット。巨人が2連勝でファイナルステージ進出を決めた。

 

 ファイナルステージは10日(水)からセ・リーグは東京ヤクルトの本拠地・神宮球場、パ・リーグはオリックスの本拠地・京セラドーム大阪で行われる。

 

11月7日(日)
◇クライマックスシリーズ・ファーストステージ

 

 巨人、8人継投で逃げ切り(阪神2敗 甲子園)
巨人 4 = 003|000|010
阪神 2 = 020|000|000
勝利投手 高木(1勝)
敗戦投手 青柳(1敗)
セーブ ビエイラ(1S)

 

 国吉、佐々木千、益田でゼロ封リレー(ロッテ1勝1分 ZOZOマリン)
東北楽天 4 = 200|000|200
千葉ロッテ 4 = 101|011|00-
本塁打 (楽)炭谷1号ソロ
    (ロ)山口1号ソロ、マーテイン1号ソロ