3月5日、東京・国立代々木競技場第一体育館で旗揚げされる新格闘技イベント「戦極−SENGOKU−」の対戦カード発表会見が2月13日、都内・ワールド・ビクトリー・ロード(WVR)にて行われ、出場が決定していた五味隆典(久我山ラスカルジム)は、ドゥエイン・ラドウィック(ハイ・アルティチュード)と対戦することが発表された。このほか、川村亮(パンクラスism)×アントニオ・ブラガ・ネト(グレイシー・フュージョン)、ファブリシオ“ピットブル”モンテイロ(グレイシーバッハ・コンバットチーム) ×ニック・トンプソン(アメリカ/フリースタイル・アカデミー)が決定した。
(写真:対戦相手が決定した五味(右)と川村)
 吉田秀彦(吉田道場)×ジョシュ・バーネット(フリー)、三崎和雄(GRABAKA)×シアー・バハドゥルザダ(ゴールデングローリー)、瀧本誠(吉田道場)×エヴァンゲリスタ・サイボーグ(シュートボクセアカデミー)と注目の対戦カードが揃う「戦極−SENGOKU−」に、五味×ラドウィックという新たな注目のカードが加わった。

 K-1MAXやUFCの舞台で、数々の実力者を破ってきた強豪ラドウィックとの対戦が決まった五味は、「打撃系の選手だが、打ち負けないようにKOを狙っていきます」とKO宣言。07年2月の「PRIDE.33」でのニック・ディアス戦以来、1年以上ぶりの試合となるが「ラスト3週間の追い込みに入っている。減量も心配ない」と落ち着いた表情。ラドウィックは、武田幸三、須藤元気らに勝利するなど、五味にとっては危険な相手といえるが「めぐりあわせもあるし、自分は自分の試合をする。(旗揚げイベントでは軽い階級となるが)70キロ級の先駆者として盛り上げていきたい」と決意を語った。

 20歳のブラジル人ファイター、アントニオ・ブラガ・ネトとの対戦が決まった川村は、「アグレッシブさはもちろん、フレッシュな戦いをしたい。『アイツの試合、面白いな』と言ってもらえるような試合がしたい」と意気込みを語った。

 出場が予定されていた菊田早苗(GRABAKA)は、対戦予定だったフィル・バローニ(ハンマーハウス)の右肩負傷による欠場にともない、今大会での出場は見送ることになった。また藤田和之(藤田事務所)の対戦カードは来週にも発表される。

「戦極−SENGOKU−」
2008年3月5日、東京・国立代々木競技場第一体育館
開場17:00 開始18:00

<決定対戦カード>
五味隆典(久我山ラスカルジム)×ドゥエイン・ラドウィック(アメリカ/ハイ・アルティチュード)
川村亮(パンクラスism)×アントニオ・ブラガ・ネト(ブラジル/グレイシー・フュージョン)
ファブリシオ“ピットブル”モンテイロ(ブラジル/グレイシーバッハ・コンバットチーム) ×ニック・トンプソン(アメリカ/フリースタイル・アカデミー)

<既報対戦カード>
吉田秀彦(吉田道場)×ジョシュ・バーネット(フリー)
三崎和雄(GRABAKA)×シアー・バハドゥルザダ(アフガニスタン/ゴールデン・グローリー)
瀧本誠(吉田道場)×エヴァンゲリスタ・サイボーグ(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)

<出場決定選手>
藤田和之(藤田事務所)
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