*ミルコ、桜庭、KID、青木ら参戦! 〜新総合格闘技イベント「DREAM」〜

昨年12月31日、「PRIDE」の区切りイベント「やれんのか! 大晦日! 2007」を開催した同イベント実行委員会と、「HERO′S」を主催するFEGによる新総合格闘技イベントの開催発表会見が2月13日、都内ホテルでファンへの公開形式で行われた。新たに生まれた総合格闘技イベントの名称は「DREAM」。大みそかイベントに参戦した選手らに加え、ミルコ・クロコップの参戦も発表され、会場は詰めかけたファンの大きな歓声に包まれた。
(写真:新格闘技イベント「DREAM」への参戦を表明したミルコ)
会見ではまずFEGの谷川貞治代表が「大みそかの大連立という大きな流れを途切れさせてはいけないと思った。『PRIDE』でも『HERO′S』でもない大連立の夢の続きを、新格闘技イベントでやりたい」と挨拶。新総合格闘技イベント「DREAM」の制作・プロデュースは基本的に、「やれんのか! 大晦日! 2007」実行委員会の笹原圭一氏ら旧PRIDEスタッフが中心になり、谷川氏はK-1のプロシュースに専念するという。
「DREAM」のイベントプロデューサーとなる笹原氏は「年末に区切りイベントを行ってから、今後の方向性を探ってきた。新しいイベントの製作を任せていただけるとのことなので、お客さんに喜んでもらえるような熱いイベントをつくりたい。やるからには今まで見たことがないような新しいものをつくっていきたい」と意欲的に語った。

(写真:旗揚げ戦となる「ライト級GP開幕戦」でカルバンとの対戦が決まった青木)
「幸せいっぱい、夢いっぱい。ロマン溢れる試合をしたいと思います」とファンに向けて挨拶した青木は、カルバン戦について「新イベント一発目のカード。正々堂々と僕の背負ってきた看板と向こうの看板をかけて、世界最高峰の熱い試合をして僕が勝ちたい」と気合十分。
一方のカルバンはビデオメッセージで「『HERO′S』で2回チャンピオンになった者としての戦いを見せたい。より多くのファンの皆さんにエキサイトな試合をお届けします」とコメントを寄せた。
ライト級GPには、青木、カルバンのほか、川尻達也(T−BLOOD)、石田光洋(同)、宇野薫(和術慧舟會東京本部)、宮田和幸(フリー)、ギルバート・メレンデス(ジェイク・シールズ・ファイティング・チーム)、ヨアキム・ハンセン(フロントライン・アカデミー)、アンドレ・ジダ(ブラジル)といった国内外の強豪が名を連ねる。未発表の選手も含め16名により開幕戦が行われる。

ファンの大歓喜の中、迎えられたミルコは「こんにちは。元気ですか?」と日本語で挨拶し「今回また日本の皆さんの前で試合ができることをとても嬉しく思うとともに、興奮している。3月15日、自分の試合にぜひ足を運んで見に来てほしい。この新しいイベントをサポートし、ともに頑張っていきたい」と意気込みを語った。笹原氏によるとUFCとの契約については問題ないという。

3月5日に旗揚げされる「戦極 −SENGOKU−」に続く新たな総合格闘技イベントの誕生――。2008年は、総合格闘技界にとって新たなスタートの年となる。
「DREAM」の年間スケジュールは以下のとおり。
●3月15日・さいたまスーパーアリーナ 「HEIWA DREAM.1 ライト級GP2008 開幕戦」
●4月29日・さいたまスーパーアリーナ 「OLYMPIA DREAM.2 ミドル級GP2008 開幕戦」
●5月11日・さいたまスーパーアリーナ「HEIWA DREAM.3 ライト級GP2008 2ndROUND」
●6月中旬・韓国または神奈川・横浜アリーナ 「OLYMPIA DREAM.4 ミドル級GP2008 2ndROUND」
●7月21日・大阪城ホール 「HEIWA DREAM.5 ライト級GP2008 FINAL」
●9月下旬・さいたまスーパーアリーナ 「OLYMPIA DREAM.6 ミドル級GP2008 FINAL