第230回 不正の温床にメスを入れず改革を先送りにする球界の不見識 二宮清純 2007年5月2日 第230回 不正の温床にメスを入れず改革を先送りにする球界の不見識2015-09-13T00:47:21+00:00 二宮清純「プロ野球の時間」 たとえば内臓の一部にガン細胞が見つかったとしよう。それが原因で腰は痛むし、体はだるい。普通の人間なら、きっとこう考えるはずだ。「まずはガン細胞を切除してもらおう。すると腰の痛みも体のだるさもなくなる 続きを読む
第98回 メジャーへの扉 〜マイナーリーガー 清野真志〜 二宮清純 2007年4月27日 第98回 メジャーへの扉 〜マイナーリーガー 清野真志〜2015-09-13T01:00:46+00:00 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 野球のマイナーリーグを舞台にしたケビン・コスナー主演の映画がある。 題名も『マイナーリーグ』。 ハンバーガーをかじりながら街から街へとバスで移動し、球場に着いても観客はパラパラ。実力次第でメジャーリ 続きを読む
第276回 最下位カープに必要な「意外性の男」 二宮清純 2007年4月25日 第276回 最下位カープに必要な「意外性の男」2015-09-13T00:56:56+00:00 二宮清純「唯我独論」 昨季、メジャーリーグ(デビルレイズ)で15本もホームランを打っているバッターをつかまえて「意外性の男」と呼ぶのは失礼かもしれないが、こういうバッターが下位にいるのは、相手にとっては脅威だ。 巨人の新 続きを読む
第229回 岩村、鮮烈MLBデビューの理由 二宮清純 2007年4月24日 第229回 岩村、鮮烈MLBデビューの理由2015-09-13T00:47:21+00:00 二宮清純「プロ野球の時間」 ドイツW杯後に引退したサッカー元日本代表の中田英寿が「日本人の最高の武器はアジリティー(俊敏性)だ」と語っていた。テクニックでもスピードでもなく「アジリティー」と言ったところに妙な説得力があった。 続きを読む
第275回 totoはもはや「天下り振興くじ」だ 二宮清純 2007年4月18日 第275回 totoはもはや「天下り振興くじ」だ2015-09-13T00:57:46+00:00 二宮清純「唯我独論」 過ちを改めざる、これを過ちという――。toto(スポーツ振興くじ)の運営を見ていると「論語」の中に出てくる孔子のこの言葉を思い出す。日体協への07年度の助成金がゼロになることが明らかになった今、存在 続きを読む
第228回 “鈍感力”も大事だが、彼に伝えたいことがある ヤンキース・井川慶投手 二宮清純 2007年4月17日 第228回 “鈍感力”も大事だが、彼に伝えたいことがある ヤンキース・井川慶投手2015-09-13T00:47:21+00:00 二宮清純「プロ野球の時間」 「For Iggy, Bomber debut comes up no Dice」(井川は松坂ではなかった) 試合翌日の『デイリー・ニューズ紙』の見出しがこれだ。 オリオールズ相手に5回を8安打7失点 続きを読む
第274回 なぜ守れない 球界ルール 二宮清純 2007年4月11日 第274回 なぜ守れない 球界ルール2015-09-13T00:56:56+00:00 二宮清純「唯我独論」 世間を騒がせている西武球団の利益供与問題。いわゆる「裏金」には2種類あると私は考える。ひとつは違法性の疑いの濃いもの。多額の“栄養費”などを選手側が税務申告しなかった場合、脱税の罪に問われる可能性が 続きを読む
第227回 「希望枠」は撤廃されたものの…… 二宮清純 2007年4月10日 第227回 「希望枠」は撤廃されたものの……2015-09-13T00:47:21+00:00 二宮清純「プロ野球の時間」 スッタモンダの末に今秋のドラフトから裏金の温床とみなされてきた「希望枠」が撤廃されることになった。 多くのメディアは「一歩前進」と評していたが、果たしてそうか。下位チームから順番に指名する完全ウエー 続きを読む