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金子達仁「春夏シュート」

日本のライバルになり得る東南アジア

 W杯の本大会出場枠が増える。アジアの枠も増える。ということは、今までよりも本大会出場は簡単になる――と考えたに違いない。80年代から90年代の中東勢は。 20世紀終盤、アジアのサッカーのリーダーは間
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金子達仁「春夏シュート」

“ドーハ”の痛みはいつか川崎Fの歓喜に変わる

 いい決勝戦だった。もちろん、天皇杯のことである。 鹿島のしたたかさ、勝負強さは感嘆に値する。12月のチームを牽引した金崎の姿はベンチにすらなく、クラブW杯で世界的注目を集めることになった柴崎も、好調
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金子達仁「春夏シュート」

Jが渇望していた鹿島への無邪気な期待

 長野県諏訪市に住むわたしのいとこは、熱狂的な松本山雅のファンである。社会人になるまで、それほどサッカーに関心がなかったはずなのに、なぜアウェーゲームを追いかけるまでにハマってしまったのか。「やっぱり
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金子達仁「春夏シュート」

鹿島の死闘は日本サッカーを変える

 ナシオナル・モンテビデオ対ノッティンガム・フォレスト。ビクトリーノ対フランシス。ロドリゲス対シルトン。世界最高峰のストライカー対決と、同じく最高峰の守護神対決。第1回のトヨタカップは、高校生だったわ
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金子達仁「春夏シュート」

サッカー界にも作ってほしい「年間最高試合」  

 チュニジアのとあるカフェで水タバコをふかしていた時のこと。何の拍子か、お店のお客さんたちと「史上最高の試合は何か」という話になった。「やっぱり82年のイタリア対ブラジルだろう」「いや、82年だったら
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金子達仁「春夏シュート」

そろそろ誕生? 中国サッカーの日本人先駆者

 ご多分に漏れず、きっかけは「あまちゃん」だった。あれから3年がたつが、毎朝8時になるとNHKにチャンネルを合わせる習慣はいまも続いている。「ファースト・ペンギン」という印象的な言葉と出会ったのは、昨
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金子達仁「春夏シュート」

JFL、J3選手の励みになる小池龍太の三段跳び

 長年お世話になっている大阪・毎日放送のラジオ番組に呼ばれた時のこと。オンエアが終わると、番組アシスタントを務めるフリーアナウンサーの市川いずみさんに聞かれた。「小池龍太って選手、ご存じですか?」 い
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金子達仁「春夏シュート」

横浜はビッグクラブへの道を諦めたのか

 ビッグクラブとは何か。結果を残すのは当然として、その上で内容まで問われる存在――というのがわたしの考える定義の一部である。 残念ながら現在のところ、この定義に当てはまるJのクラブは存在しない。可能性
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金子達仁「春夏シュート」

2ステージ制を導入し、撤廃したJリーグの勇気

 実は、暗澹たる気持ちになりかけたJリーグ関係者も多かったのではないか。先週末、エコパで決まった浦和レッズのセカンドステージ優勝についてである。 10月31日付のコラム「十字路」には「これほど味気ない
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金子達仁「春夏シュート」

J発展へ“スター監督”輩出を

 アリーゴ・サッキと言えば、靴のセールスマンからイタリア代表の指揮官にまでのし上がった伝説的な人物である。監督就任にあたり、サッカー経験の乏しさを指摘するメディアに対し、「騎手になるからといって、馬に
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