プロ野球独立リーグのベースボールチャレンリーグ(BCリーグ)は、「BCリーグスポーツビジネスセミナー」を開催する。近年、日本でも浸透しつつある「地域密着型スポーツ」の知識を学び、ローカルスポーツビジネスに関心と理解を深める。BCリーグを運営する株式会社ジャパン・ベースボール・マーケティングの村山哲二代表をはじめ、日米のスポーツビジネスに精通した講師を招き、4日間にわたって、本格的なスポーツビジネスを学ぶことができる。BCリーグではセミナー修了生を、スポーツビジネスへの人材採用につなげたいとしている。
「BCリーグがさらに発展していくためには、マンパワーが不可欠。その人材発掘の場としたい」
 村山代表は今回のセミナー開催の理由をこう述べた。
 2007年に産声をあげたBCリーグは、来年には7シーズン目を迎える。元NPBの監督やコーチからの指導などにより、野球のレベルは年々、高くなっている。その成果として初年度からNPBに選手を送り込み、今季も4名の選手がNPBのドラフト会議で指名を受けた。

 また、ローカルスポーツビジネスに不可欠な地域貢献にも尽力している。リーグや球団は各地域でさまざまな地域貢献活動を行ない、密着化を図っている。こうしたさまざまな努力のもと、BCリーグは着実に裾野を広げてきた。球団が本拠地とする6地域(群馬、新潟、長野、富山、石川、福井)に限らず、日本スポーツ界発展の土台として一役を担っていることは間違いない。

 だが、今後さらに発展していくためには、優秀な人材が必要である。広い知識、斬新なアイディア、リーダーシップ……。ビジネスが成功するか否かは、人材がすべてと言っても過言ではない。そこで村山代表は、BCリーグを含めたスポーツビジネス、特にローカルスポーツの興行に対する理解を深めてもらおうと、セミナー開催を企画。スポーツビジネスに意識の高い人にノウハウを学んでもらい、さらにディスカッションでは今後のスポーツビジネスへの提言を募ることで、人材・アイディア発掘の場とする。

 セミナーでは日本人メジャーリーガーのエージェント業も手掛けるAthletes Dream Management代表取締役・三原徹氏、ニューヨークで日本のスポーツ組織やメディアなどに対するコンサルティングを行なっているトランスインサイト社代表取締役・鈴木友也氏、日本のスポーツメディアに詳しい共同通信社編集局スポーツ企画室長・船原勝英氏、そしてBCリーグを運営する村山代表が、各専門分野について講義する。コーディネーターには新潟経営大学スポーツマネジメント学科准教授・福田拓哉氏。毎回、最後にはディスカッションの場が設けられ、さらに最終日は受講者自らがプレゼンテーションを行なう。

「日本のみならず米国のスポーツビジネスに造詣の深い方たちだけに、より深みのある話が聞けるはず。ローカルとグローバルを兼ね合わせた広い知識を学ぶことで、スポーツビジネスの役割を理解してもらい、将来的な可能性を見出してほしい」と村山代表は語る。
 受講後、BCリーグ人財バンク「グリーベレー」に登録すれば、自らの知識を活用することができる。詳細は以下の通り。


〜BCリーグスポーツビジネスセミナー〜

<開催日時>
【DAY1】12月15日(土) 15〜18時
【DAY2】12月22日(土) 15〜18時
【DAY3】1月12日(土) 15~18時
【DAY4】1月20日(日) 13〜16時

<開催会場>
共同通信社 佃研修センター(東京都中央区佃2−1−3)

<募集定員>
先着30名

<参加費>
34,800円(大学院在籍者は28,000円)

<申し込み方法>
【メール】
氏名、職業または在籍大学(学部)、住所、電話番号、メールアドレスを明記のうえinfo@bc-l.jpへ
【FAX】
申し込み用紙(http://www.bc-l.jp/uploads/images/5226.pdf )に必要事項を記入し、025-247-4146へ

<申し込み締め切り>
12月10日(月)

<主催>
株式会社ジャパン・ベースボール・マーケティング
<共催>
新潟経営大学

<お問い合わせ>
株式会社ジャパン・ベースボール・マーケティング
TEL 025-247-4145
担当 新井

※詳しくはBCリーグHPをご覧ください。