宇都宮、劇的逆転で3季ぶり3度目の優勝 ~B.LEAGUE~

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  27日、男子プロバスケットボール『りそなグループ B.LEAGUE FINALS 2024-25』GAME3が神奈川・横浜アリーナで行われ、東地区1位の宇都宮ブレックスが西地区1位の琉球ゴールデンキングス(西地区1位)を73-71で破った。これで通算成績2勝1敗とし、3季ぶり3度目の優勝を果たした。年間最高勝率のチームによるCS制覇は初。4季連続ファイナル進出の琉球は2季ぶりの王座奪還はならなかった。
 
◇ファイナル第3戦(宇都宮2勝1敗、横浜アリーナ)
 前半無得点の比江島、後半17点の大暴れ
宇都宮ブレックス 73-71 琉球ゴールデンキングス
【第1Q】11-18【第2Q】17-22【第3Q】16-11【第4Q】29-20
 
 年間最高勝率チームは勝てない――。B.LEGUE9季目にして、このジンクスを破ったのは初代王者だった。
 
 第1クォーター(第1Q)、先制したのは宇都宮だったが、琉球がPG/SG小野寺祥太を中心に得点を伸ばす。30秒過ぎ、スリーポイントシュートを決め、3-2とリードを奪う。3-4と逆転された後も連続スリー。これで勢いに乗った琉球はSF/PFヴィック・ロー、Cジャック・クーリーがフリースローを着実に決めた。このQ、リバウンドは琉球22に対し、宇都宮14。インサイドを支配した琉球が、18-11と幸先良いスタートを切った。
 
 第2Qも依然として琉球ペース。1分過ぎ、C/PFケヴェ・アルマがブレックスSG比江島慎のレイアップをブロック。こぼれボールを自ら拾って速攻を仕掛ける。そのままレイアップを決めてリードを広げる。このQはローが8得点、アルマが5得点、SG脇真大が4得点と満遍なくスコア。40-28とリードを2ケタにした。一方、宇都宮はスコアラーの比江島が無得点と沈黙。厳しい状況でハーフタイムを迎えた。
 
 すると第3Qが宇都宮が反撃を開始する。1分39秒、フリースローを1本決めて比江島がようやく初得点。PFギャビン・エドワーズ、PFグラント・ジェレットが得点を重ね、3点差まで迫った。最終的には7点差に広げられたものの、44-51で最終Qに入った。
 
 息を吹き返した比江島が第4Qに爆発する。早々に琉球のSG松脇圭太に、この試合4本目のスリーを決められ、10点差となった。比江島がすぐさま2点を決める。アルマにスリーを決められれば比江島がスリーを決め返す。残り33秒、67-68の場面で、この試合19得点のPG/SG、D.J・ニュービルが相手を引き付けてアウトサイドの比江島へパスを送った。フリーの比江島から描かれた放物線はリングへ一直線。比江島のスリーで70-68と逆転に成功した。琉球がファウルゲームを仕掛けてきた際も比江島がフリースロー2本を確実に決めてリードを広げた。
 
 このまま逃げ切りたい宇都宮だが、3点差に迫られた後、残り0.6秒で、まさかのファウルで3本のフリースローを与えてしまう。同点のピンチを迎えたがアルマが2本目を外した。琉球が2点差を追いつくにはフリースローをあえて外し、タップ気味に決めるしかない。ボードを叩いたアルマのシュートを拾ったのは琉球のローだったが、彼のシュートをジェレットが叩き落とす。そのままブザーが鳴り、宇都宮がリーグ最多となる3度目の優勝を手にした。
 
(文/杉浦泰介)
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