色とりどりの花に、何を思うか。~羽生結弦 notte stellata 2026~
プロフィギュアスケーター・羽生結弦が座長を務めるアイスショー「東和薬品 presents 羽生結弦 notte stellata 2026」の開催が発表された。日程は来年3月7、8、9日の3日間、会場はセキスイハイムスーパーアリーナ(グランディ・21)。このアイスショーは2023年から始まり、2026年3月で4年連続4回目となる。
「notte stellata」はイタリア語で「満天の星」を意味する。羽生は2011年3月11日、東日本大震災の被害に遭い、避難所で過ごした。そこで彼は満天の星空を見て、希望を感じた。被災地を照らした満天の星のように、“希望”を発信し、人々が少しでも笑顔になれるきっかけになれば、という願いがアイスショー「notte stellata」には込められている。
羽生は、広報事務局を通じて「僕らの演技している最中だけでも、ノッテステラータというものを見てくださっている最中だけでも希望を感じてほしい。そのきっかけになりたいっていうのがノッテステラータには込められています」とコメントを発信した。

Ⓒnotte stellata
そして、こうとも述べた。
「東日本大震災の後に生まれた子どもたちや、東日本大震災の時に記憶がないくらい小さい子どもたちにも、震災が大変だったということや震災があったからこそ学べたことを伝えていくことの意義を感じています」
羽生は「鎮魂」と「再生」だけでなく「伝承」をも、担おうとしている。ただし、ひとりではない。「仲間のスケーターと共に、国籍も超えて、一つの輪となって」である。
絶望の淵に立たされても、希望を見出し、前を向く。新たな命が誕生し、新世代に伝える。ガーベラの花言葉のように。
4回目のキービジュアルにはガーベラの絵があしらわれている。このアイスショーにとって、星は希望の象徴。ならば色とりどりの花は? 私には、それらが新たな命の象徴なのかもしれないと、感じた。各々は、この花に何を投影するか――。
この花には、どんな意味があるのだろう。そんなことを考えながら「notte stellata 2026」の幕開けを待っている。
(文/大木雄貴)