第317回 9団体が集結する9・27『KORAKUEN JAMBULL』への期待─

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 立ち技打撃格闘技(主にキックボクシング)9団体が集結して行われる株式会社東京ドーム主催イベント『KORAKUEN JAMBULL(9月27日/東京・後楽園ホール)に出場する各団体の出場選手が決まった。4月から7月にかけて各団体のリングで「出場者決定戦」が行われ、勝ち上がったのは次の9選手だ。

 

(写真:5月16日の『RISE198』で岩永勝亮<右>に判定勝ちし本戦出場権を得た門脇碧泉 ©KORAKUEN JAMBULL)

工藤叶雅<ニュージャパンキックボクシング連盟/ VALLELY KICKBOXING TEAM/2勝(1KO)1敗>

神谷斗夢<SUK WAN KINGTHONG/SUNRISE GYM/5勝1敗>

神谷晟丸<新日本キックボクシング協会/伊原道場本部/1勝2敗>

富田エレデネ<KNOCK OUT/クロスポイント吉祥寺/4勝(1KO)1敗>

門脇碧泉<RISE/TARGET/6勝(1KO)1敗1NC>

髙岩拓<Bigbang/TRY HARD GYM/6勝(4KO)1敗1分け>

リョウヤ・ハリケーン<NKB日本キックボクシング連盟/テツジム/5勝(2KO)2分け>

佐々木未夢<SHOOT BOXING/GONG-GYM坂戸/1勝(1KO)1敗>

天晴<ジャパンキックボクシング協会/治政館ジム/2勝2敗>

(※決定順)

 ここに「主催者推薦枠」で、もう1選手が加わることになる。

 

『KORAKUEN JAMBULL』では団体対抗戦形式で5試合が行われるが、出場選手要項にも触れておこう。

・契約体重は60キロ以下(57キロ下限)。

・キャリア10戦以内。

・現・元チャンピオンは除く。

 

(写真:Bigbangの髙岩拓<右>は相手の欠場により不戦勝で本戦進出。5月17日のリングでは城戸康裕とエキシビションマッチを行った ©KORAKUEN JAMBULL)

 この規定からわかる通り各団体のトップファイターが集うわけではない。また、6勝(4KO)を上げている選手がいる一方で、今回の代表決定戦で初めて勝利した選手もおりキャリアにも差異がある。

 よってここでの試合結果が、そのまま団体のレベルを反映するものではないが、他団体の選手との闘いとなればヒートアップは必至、後楽園ホールに独特な緊張感が醸されそうだ。

 対戦カードは7月22日の「組み合わせ抽選会」で決定される。ここには上記の9選手と当日に発表される主催者推薦選手も同席。また、第1試合で「再起戦」が行われることも決定した。この試合には各団体での「出場者決定戦」で敗れた選手の中から2名を選出されることになっている。

 

 日本で初めてのキックボクシング興行が開かれたのは、1966年4月11日で場所は大阪府立体育会館。その時のメインエベンターは沢村忠で、ラークレイ・シーハーマン(タイ)を相手に2ラウンドKO勝利を収めた。

 あれから60年。節目となる今年、9団体が集結してスタートする『KORAKUEN JAMBULL』は観る者に何を感じさせてくれるのか、各団体の王者同士の対抗戦が実現する日は訪れるのか? 期待して見守りたい。

 

<直近の注目格闘技イベント>

▶7月12日(日)、東京・大田区産業プラザPIO/「ROMAN5」マルコス・ヨシオ・ソウザvs.大場慎之介ほか

▶7月12日(日)、東京・後楽園ホール/ 「RISE 200」ISKAユニファイドルール世界バンタム級王座決定戦、花岡竜vs.ジラリー・キャルービーほか

▶7月13日(月)、東京・後楽園ホール/「Lemino修斗.7」宇野薫vs.児山佳宏ほか

▶7月18日(土)、広島グリーンアリーナ/「RIZIN LANDMARK 15」バンタム級タイトルマッチ、ダニー・サバテロvs.鹿志村仁之介ほか

▶7月20日(祝・月)、東京・両国国技館/「U-NEXT BOXING.6」WBO世界スーパーフライ級王座決定戦、寺地拳四朗vs.イスラエル・ゴンサレスほか

▶7月20日(祝・月)、マリンメッセ福岡B館/「K-1 DONTAKU 2026」クルーザー級タイトルマッチ、ティアン・ターザンvs.ルーカス・アハテルバーグほか

▶7月20日(祝・月)、東京・後楽園ホール/「PROFESSIONAL SHOOTO 2026 Vol.5」女子スーパーアトム級チャンピオンシップ、渡辺彩華vs.高本千代ほか

▶7月20日(祝・月)、福島・KNOCK OUT常葉アリーナ/「KNOCK OUT REBELS SERIES.11」古木誠也vs.偉武KICKほか

▶7月25日(土)、東京・後楽園ホール/「Krush.190」黒川瑛斗vs.橋本楓汰ほか

▶7月26日(日)、東京・竹芝ニューピアホール/ 「PANCRASE 364」カリベク・アルジクル ウールvs.三宅輝砂ほか

 

近藤隆夫(こんどう・たかお)プロフィール>

1967年1月26日、三重県松阪市出身。上智大学文学部在学中から専門誌の記者となる。タイ・インド他アジア諸国を1年余り放浪した後に格闘技専門誌をはじめスポーツ誌の編集長を歴任。91年から2年間、米国で生活。帰国後にスポーツジャーナリストとして独立。格闘技をはじめ野球、バスケットボール、自転車競技等々、幅広いフィールドで精力的に取材・執筆活動を展開する。テレビ、ラジオ等のスポーツ番組でもコメンテーターとして活躍中。著書には『グレイシー一族の真実 ~すべては敬愛するエリオのために~』(文春文庫PLUS)『情熱のサイドスロー ~小林繁物語~』(竹書房)『プロレスが死んだ日。』(集英社インターナショナル)『ジャッキー・ロビンソン ~人種差別をのりこえたメジャーリーガー~』『伝説のオリンピックランナー“いだてん”金栗四三』『柔道の父、体育の父 嘉納治五郎』(いずれも汐文社)ほか多数。

連絡先=SLAM JAM(03-3912-8857)

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