セガサミー野球部の継承と期待

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 7月末に熊本県で最大震度7を記録した「令和8年熊本地震」により、亡くなられた方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。

 

 今年限りで活動終了を発表していたセガサミー野球部ですが、医療用医薬品、医療機器、検査試薬等の卸売販売のアルフレッサと活動基盤を引き継ぐことを目指し、基本合意書を締結しました。

 

 選手、スタッフの構成は今後の協議で決まっていくようです。今いる選手たちを生かしながら、どういうスタイルでやっていくかに注目しています。良かった点はクラブハウスや寮、球場が生かされること。継承チームに残る選手たちにとってのホームグラウンドが残ることでやりやすいはずです。企業名は変わってもセガサミーを継承するチームの選手として頑張ってほしいですね。

 

 出場権を逃した今年の都市対抗野球には7人が補強選手として参加します。中川智裕と樫村佳歩がJR東日本、吉野蓮と髙島大輝が東京ガス、尾﨑完太と黒川怜遠がNTT東日本、加藤巧也が鷺宮製作所へ。補強だからって言って、スターティングメンバーが約束されているわけではありませんが、それぞれ任されて役割を全うしてもらいたい。1年目の選手も結構選ばれているので、彼らが都市対抗を経て、今後どういうふうに自分を磨いていくか、いい経験になると思います。

 

 侍ジャパン(野球日本代表)の井口資仁新監督就任が発表されました。監督経験があり、選手としてはオリンピックやメジャーリーグも経験している。候補者がどれほどいたかはわかりませんが、順当な選出と言えるでしょう。

 

 任期はロサンゼルスオリンピックまで。初陣はアジアプロ野球チャンピオンシップです。来年のプレミア12でアジア最上位に入るか、その後の世界最終予選で出場権を勝ち取りにいく戦いとなります。現在、メジャーリーガーをはじめホームランバッターが多い。井口監督がどういうメンバーを選ぶかにも注目です。

 

四国ILにも注目を!

 四国アイランドリーグ(現・四国アイランドリーグPlus)の高知ファイティングドッグス出身の千葉ロッテ角中勝也選手が現役引退を発表しました。2度の首位打者獲得(12、16年)、ベストナイン受賞(同)など独立リーグの出世頭です。侍ジャパンにも選出され、本当によくやったと思います。私としては、お疲れさんというその一言ですね。

 

 今、数多くの独立リーグ出身選手が頑張っていますが、彼が20年に渡って実績を重ねてきたことが大きい。独立リーグからNPBへの門戸を広げ、その礎を築いた選手だったと思います。

 

 彼が高知でプレーしていた時から、とにかくスイングが速かった。ノンステップで打ち、スイングスピードはダウンブロー。彼の場合はヒットの延長がたまにホームランでした。コンタクトヒッターでアベレージを残せる、いやらしいバッターという印象ですね。ただ正直、ここまでの活躍は予想していませんでした。

 

 最後に8月8日、レクザムボールパーク丸亀で行なわれる香川オリーブガイナーズ対高知戦の始球式にPL学園高校の後輩の松井稼頭央と参加します。私がピッチャーで松井稼頭央がバッターです。また当日は彼とのトークショーもありますので、ぜひお楽しみに。その1週間後(8月15日)、レクザムスタジアムでの徳島インディゴソックス戦には歌手の大黒摩季さんが来場し、スペシャルライブを行ないます。皆さん、アイランドリーグの方も注目していただければと思います。

 

<このコーナーは毎月1日更新です>

 

西田真二(にしだ・しんじ)プロフィール>
1960年8月3日、和歌山県出身。小学3年で野球を始める。PL学園高、法政大学を経て、83年にドラフト1位で広島カープに入団。高校時代は78年夏にエース&4番として甲子園優勝に貢献した。大学時代は5度のベストナインに輝くなど、3度のリーグ優勝に導いた。プロ入り後は左投げ左打ちの外野手として、91年のセ・リーグ優勝に貢献するなどカープ一筋13年で現役を終えた。現役引退後は野球解説者を経て、カープ、四国アイランドリーグ(現・四国アイランドリーグplus)の愛媛、香川などで後進を育成。20年より6年間、セガサミー野球部の監督を務め、都市対抗野球大会4度、社会人野球日本選手権大会に2度出場に導いた。26年からは野球解説者に復帰。同年4月から四国アイランドリーグplus香川の球団アドバイザーに就任した。

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