ニューヨーク・ヤンキースの井川慶が26日、敵地のタンパベイ・デビルレイズ戦で2カ月ぶりの先発登板を果たした。井川は5四球と不安定な内容だったが、5回を無失点に抑え、4月以来となる3勝目の権利をもってマウンドを降りた。しかし、ヤンキースは救援陣が打ち込まれ、5点リードを守れず。7−6とサヨナラ負けを喫し、井川の白星とプレーオフ進出決定はともにお預けとなった。
 井川と4月24日以来の再戦となったデビルレイズ・岩村明憲は「1番・サード」で先発出場。3回の第2打席でセンター前にヒットを放ち、両者の対戦は3打数1安打だった。ヤンキースの松井秀喜は「5番・DH」で出場したが3打数ノーヒットに終わった。

 なお、首位を走るライバルのボストン・レッドソックスが勝利したため、ア・リーグ東地区の優勝マジックは一気に2つ減って「3」となった。2位・ヤンキースとのゲーム差は3と開き、残りは5試合。ヤンキースにとっては逆転優勝が極めて厳しい状況に追い込まれた。

 ナバロ、延長制すサヨナラ弾
ニューヨーク・ヤンキース 6 = 104000010 0
タンパベイ・デビルレイズ  7 = 000006000 1× (延長10回)
勝利投手 グローバー(6勝5敗2S)
敗戦投手 カーステンス(1勝4敗)
本塁打   (ヤ)ロドリゲス53号満塁
       (デ)べランディア1号満塁、ナバロ9号ソロ

【岩村成績】
 4打数1安打1打点
第1打席 左飛
第2打席 中前安打
第3打席 左飛
第4打席 四球 1打点
第5打席 空振三振
※井川との対戦は第3打席まで

【松井成績】
 3打数0安打
第1打席 四球
第2打席 中直
第3打席 空振三振
第4打席 見逃三振
第5打席 四球
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