近年、健康な腸内環境をつくるための「腸活」が注目されています。当サイトでは6月から「腸活」をテーマとしたコーナーをスタートさせました。タイアップ企画のパートナーである野村乳業が開発した植物乳酸菌発酵エキス「マイ・フローラ」を数カ月間ゲストに試飲してもらい、当サイト編集長・二宮清純と計3回にわたっておなかの調子や体調の変化などについて語り合います。また試飲前後に腸内フローラの検査を行い、その結果についても報告します。今回のゲストはロンドン五輪銀メダリスト・女子柔道日本代表の杉本美香さんです。

 

 腹痛の原因は海外の水

 

二宮清純: 本日は腸内環境について伺いたいと思います。宜しくお願いします。
杉本美香: こちらこそ、宜しくお願いします。

 

二宮: 本対談企画の初回にゲストでご登場いただきました杉本さんのご友人の大山加奈さんは現役時代、便秘に苦しんだそうです。杉本さんはいかがでしたか?
杉本: 便秘に関しては大丈夫でした。ただ、海外遠征の際、現地の水が合わずに腹痛に苦しんだ経験はあります。

 

二宮: どちらの国に行かれた時でしょうか。
杉本: エジプトのカイロです。ほとんどの選手がおなかを壊し、点滴をうった人もいるほどです。私もフラフラになりながら試合をこなしました。報道陣の方もおなかを壊したと聞きました。

 

二宮: 水はミネラルウォーターですか?
杉本: もちろん、飲み水はミネラルウォーターです。原因は氷や水道水で洗った野菜だったのではないか、と言われています。

 

二宮: よく聞く話ですね。
杉本: そうなんです。ただ、遠征メンバーの中にひとりだけ、おなかを壊さずピンピンしていた選手がいました。その選手は、普段からキムチを食べていたんです。何か理由はあるんでしょうか?
山川千秋(野村乳業取締役):あるかもしれません。キムチには、善玉菌の代表格である植物乳酸菌が豊富です。おなかを壊しにくい人は、腸の中に棲んでいる菌の多様性が高いと言われています。私もベトナムに行った時、かなり気をつけてはいたんですが氷や水道水で洗った野菜でおなかを壊しました。現地に数年住んでいる友人は同じものを食べたのに何ともなく、驚いたのを覚えています。現代の日本人のほとんどは、高度な衛生状態にある食べ物を口にしているため、腸内細菌の多様性が低いと言われています。そのため、海外の水道水に含まれる菌を少量、摂取しただけでおなかを壊してしまうようです。

 

 

二宮:なるほど、勉強になりました。ところで、杉本さんは常に前向きでストレスに強いイメージがあります。試合前に緊張したことは?
杉本:周りには気付かれていないみたいですが、結構緊張していました。自分ではメンタルは弱い方なんじゃないかなぁ、と思っています。緊張のあまり吐き気の症状が出てしまうこともありました。食欲もなくなるんですが、それではエネルギー源が無くなってしまうので、無理やり食べていました。

 

二宮:そこまで緊張すると、銀メダルを獲ったロンドン五輪や2階級を制覇した世界選手権の時は大変だったでしょう?
杉本:それが大きい大会だと緊張しないんです。その2つの大会は準備をしっかりしていましたから。準備は大事ですね(笑)。

 

二宮:五輪といえば、ロンドン大会の選手村での食事はどうでしたか。
杉本:和食、洋食、さらには、アジア系の料理がバイキング形式で出ていました。でも、一番美味しいと思ったのはマクドナルドでした(笑)。

 

二宮:お話を聞くと、子供の頃から健康状態は良かったようですね。
杉本:そうですね。あまり風邪を引いたこともなかったです。

 

二宮:現役時代、食生活で気を付けていたことはありますか?
杉本:ヨーグルトや納豆はできるだけ毎日食べるようにしていました。また、炭水化物がすごく好きなので、栄養士にバランスなどをチェックしてもらっていましたが、重量級だったので基本的には何でも食べることができました。高校までは実家暮らしだったのですが、母親はきんぴらやひじき、焼き魚といった和食中心のご飯を作ってくれていましたね。

 

二宮:美腸プランナー3級の資格をお持ちの山川さんにお伺いします。聞いていると杉本さんの子供の頃からの食生活は満点のような気がします。小さい頃からの食生活が良い影響を与えていたんでしょうか。
山川:そうですね。成長期に栄養バランスが良い食事を取れたのはアスリートとして非常に良かったのではないでしょうか。“1970年代頃の日本食”は健康的な生活を送るために理想的な食事だったという研究もあります。お話にも出てきたひじきやきんぴら、焼き魚に加え、そのあたりからハンバーグ、パスタなどの洋食も食べるようになりました。古き良き日本の食事と洋食がミックスし、栄養バランスが良かったんだと思います。

 

二宮:お母さんには感謝ですね。
杉本:ありがたいなと思います。小さい時はほとんど外食した記憶がありません。母が毎食欠かさず、作ってくれていましたから。

 

 以前から腸活に興味があった

 

二宮:さて、現役を引退されておよそ10年が経ちます。現在、食事面で気を付けていることは?
杉本:食事のほとんどが自炊なので野菜多めのメニューにしています。みそ汁は欠かさず飲むようにしていますよ。

 

二宮:みそは代表的な発酵食品の1つです。腸活を意識されているのでしょうか。
杉本:多少は。元々、腸活に興味があったので現役を辞めた後に自分の腸内環境を調べたことがあるんです。

 

二宮:結果はどうでしたか?
杉本:腸内細菌のバランス的には太りやすい、とのことでした。私の体格が良いのは腸内細菌のせいなんだ、私のせいじゃないんだって思うようになりました(笑)。

 

二宮:それでは「マイ・フローラ」を少し味見してもらいましょう。味のベースはにんじんです。
杉本:(一口飲み、満面の笑みで)とても飲みやすくて美味しいです。

山川:「マイ・フローラ」の乳酸菌は、ヨーグルトや乳酸菌飲料には使えなかったキムチや漬物の発酵に使われてきた植物乳酸菌を使用しています。植物乳酸菌のメリットは胃酸に負けず、腸まで届く点です。「マイ・フローラ」100mlには約1000億の植物乳酸菌が含まれており、このうちの95%が生きて腸に届きます。当社の調査では1000億の植物乳酸菌をキムチで摂ろうとすると、なんと60食分にもなります。しかも、キムチの場合、塩分が90gも含まれています。

 

 

 

二宮:これから「マイ・フローラ」を継続的に飲んでいただきますが、その前に腸内フローラ検査をしていただきます。良い結果が出そうですね。
杉本:年齢を重ねた今はどうなんでしょうかね。でも、検査は楽しみです。前向きにトライしてみたいな(笑)。

 

※次回の杉本美香さんのインタビュー記事掲載日は12月5日です。

 

<杉本美香(すぎもと・みか)プロフィール>
1984年8月27日、兵庫県出身。11歳から伊丹土曜柔道教室に通い始める。大阪市立汎愛高等学校進学後、全国高校選手権を制する。筑波大学を経て07年、コマツに入社。10年、東京で開催された世界柔道選手権では78キロ超級と無差別級で優勝し、日本人女子で初となる2階級制覇を達成した。12年にはロンドン五輪の日本代表に選出され78キロ超級で銀メダルを獲得。同年11月、現役を引退し、コマツのコーチや監督を歴任。22年3月にコマツを退職し、現在は講演会、体験会、メディア出演などを行いながら柔道の魅力を伝えている。

 

 

植物乳酸菌発酵エキス「マイ・フローラ」は、野村乳業と広島大学大学院との共同研究から誕生した新しい乳酸菌飲料です。独自の発酵技術により、植物乳酸菌を飛躍的に増やし、100mlあたりに含まれる菌の量は1000億。このうち95%の植物乳酸菌が胃酸に負けず、生きて腸まで届きます。香料や保存料は不使用のため安心安全な飲料です。


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