佐伯・楠原、熱戦制し優勝! 〜ビーチバレーJBVツアー第4戦お台場大会〜
ビーチバレーのJBVツアー第4戦最終日が9月16日、東京・お台場ビーチで行われ、女子は、佐伯美香(ダイキ)・楠原千秋(湘南ベルマーレ)組が決勝でアジア大会銀メダルの小泉栄子・田中姿子(ともにフリー)組と対戦。フルセットの激戦の末、2−1(21−18、17−21、22−20)で勝利し、5月18〜20日に行われた第3戦の宮崎大会に続く2連覇を果たした。
3位には浅尾美和・西堀健実(ケイ・ブロス)組、浦田聖子・鈴木洋美(レオパレス・ウィンズ)組が入った。また男子は朝日健太郎(フリー)・白鳥勝浩(湘南ベルマーレ)がツアー4連覇を達成した。
(写真:8月のマーメイドカップに続き優勝を果たした佐伯選手<右>と楠原選手)
9月半ばとはいえ気温30度を超える真夏日となる中、会場に設置された観客スタンドは1200人ものファンで埋め尽くされた。
昨年のジャパンツアーを制したアジア大会銀メダルの小泉・田中と、メディアの注目を集める西堀・浅尾との対戦となった準決勝第1試合は、2−0(21−9、21−11)で小泉・田中が快勝。
続く第2試合に出場した佐伯・楠原は、浦田・鈴木に2−0(21-14、21−17)のストレート勝ちをおさめ、決勝進出を決めた。
佐伯・楠原と小泉・田中の「2強」対決となった決勝は、大熱戦となった。
第1セットは、佐伯・楠原がポイントを先取するも、小泉・田中がすぐに取り返す。終盤まで2点以上差が開くことのない激しいシーソーゲームが展開されるが、佐伯のライトからのスパイクで18点目を決め、流れを引き寄せる。小泉・田中のミスもあり、21−18で佐伯・楠原がこのセットを先取。
続く第2セットは、小泉・田中が序盤から主導権を握る。点差を広げられたくない佐伯・楠原だったが、楠原の攻守での崩れが響き、一時は7点のリードを許す。終盤に粘りを見せるも及ばず、小泉・田中が21−17でこのセットを奪った。
そして迎えた最終セット。佐伯・楠原は序盤、佐伯のサーブを機に得点を重ね、10−6と4点差までリードを広げるが、小泉・田中はサーブを楠原に集め、相手の攻撃体制を崩す作戦に出る。ここで一気に5点を重ね、11−10と逆転。佐伯・楠原も立て直し、14−13と先にマッチポイントを握る。
だが小泉・田中がこれを返すと、一進一退の激しい攻防に突入。14−14の後、佐伯・楠原が幾度となくマッチポイントを握り、小泉・田中が追いつくという展開。17−16で迎えた4度目のマッチポイントでも決められず、ポイント連取に成功した小泉・田中が逆に18−17、19−18と2度のチャンスを得る。
手に汗を握る展開が続く中、迎えた佐伯・楠原の6度目のマッチポイント。ラリーの末、小泉が痛恨のスパイクアウト。22−20で優勝を決めると、楠原は勝利を噛み締めるように小さいガッツポーズ、そしてその場に座り込んだ。佐伯が歩み寄って楠原を労い、2人はがっちりと抱き合った。
スタンドのファンからは激闘を演じた両チームに大きな拍手が送られた。
苦しい展開が続く中、楠原をフォローし、最後までプレーの精度を落とさなかった佐伯は、「ツアーを振り返っても、今日の決勝は一番きつかった。これからもこういうきつい試合はあると思う。そこでどれだけ2人で頑張れるかだと思う。今回、2人の力で勝ちとったこの勝利は非常に意味がある」と喜びを語った。
楠原は「狙いが自分になったときは暑さで集中力も切れて崩れてしまった。連続失点となってしまったが、きちんとフォローしてもらったので最終セットにかけた。今日ほどテルさん(佐伯)の背中がたくましく見えたときはないですね(笑)」と笑顔で振り返った。
今シーズンのワールドツアーも残すところ2大会となった。現在、ワールドランキングでは北京五輪出場圏内に入っているが、佐伯は「決して安心できるポジションではない。オリンピックに出ることが目標ではないので、とにかくポイントを稼げるように、ワールドツアーの残り2大会を頑張りたい」と表情を引き締める。
目標に置く北京五輪でのメダル獲得に向け、佐伯・楠原は休む間もなく、ワールドツアーブラジル大会(9月25〜29日・フォルタレザ)に挑む。
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★ボート武田、北京五輪出場権を獲得!
8月26〜9月2日、ドイツ・ミュンヘンで開かれたボートの世界選手権に出場した武田大作は、浦和重選手(NTT東日本東京)と組んでの男子軽量級ダブルスカルで6位に入賞。目標としていたメダル獲得はならなかったものの、北京五輪の日本の出場権を獲得した。
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★質問、応援メッセージ大募集★
ミセスとしての競技生活、家庭のことや子育てのことなど、ママさんプレーヤーのパイオニア的な存在であるビーチバレー佐伯美香選手、ボートの武田大作選手、ダイキ弓道部への質問&応援メッセージもお待ちしています!!
※質問・応援メッセージは、こちら>>art1524@ninomiyasports.com「『DAIKI倶楽部』質問・応援メッセージ係宛」
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関連リンク>>(財)大亀スポーツ振興財団
3位には浅尾美和・西堀健実(ケイ・ブロス)組、浦田聖子・鈴木洋美(レオパレス・ウィンズ)組が入った。また男子は朝日健太郎(フリー)・白鳥勝浩(湘南ベルマーレ)がツアー4連覇を達成した。
(写真:8月のマーメイドカップに続き優勝を果たした佐伯選手<右>と楠原選手)
9月半ばとはいえ気温30度を超える真夏日となる中、会場に設置された観客スタンドは1200人ものファンで埋め尽くされた。
昨年のジャパンツアーを制したアジア大会銀メダルの小泉・田中と、メディアの注目を集める西堀・浅尾との対戦となった準決勝第1試合は、2−0(21−9、21−11)で小泉・田中が快勝。
続く第2試合に出場した佐伯・楠原は、浦田・鈴木に2−0(21-14、21−17)のストレート勝ちをおさめ、決勝進出を決めた。
佐伯・楠原と小泉・田中の「2強」対決となった決勝は、大熱戦となった。
第1セットは、佐伯・楠原がポイントを先取するも、小泉・田中がすぐに取り返す。終盤まで2点以上差が開くことのない激しいシーソーゲームが展開されるが、佐伯のライトからのスパイクで18点目を決め、流れを引き寄せる。小泉・田中のミスもあり、21−18で佐伯・楠原がこのセットを先取。
続く第2セットは、小泉・田中が序盤から主導権を握る。点差を広げられたくない佐伯・楠原だったが、楠原の攻守での崩れが響き、一時は7点のリードを許す。終盤に粘りを見せるも及ばず、小泉・田中が21−17でこのセットを奪った。
そして迎えた最終セット。佐伯・楠原は序盤、佐伯のサーブを機に得点を重ね、10−6と4点差までリードを広げるが、小泉・田中はサーブを楠原に集め、相手の攻撃体制を崩す作戦に出る。ここで一気に5点を重ね、11−10と逆転。佐伯・楠原も立て直し、14−13と先にマッチポイントを握る。
だが小泉・田中がこれを返すと、一進一退の激しい攻防に突入。14−14の後、佐伯・楠原が幾度となくマッチポイントを握り、小泉・田中が追いつくという展開。17−16で迎えた4度目のマッチポイントでも決められず、ポイント連取に成功した小泉・田中が逆に18−17、19−18と2度のチャンスを得る。
手に汗を握る展開が続く中、迎えた佐伯・楠原の6度目のマッチポイント。ラリーの末、小泉が痛恨のスパイクアウト。22−20で優勝を決めると、楠原は勝利を噛み締めるように小さいガッツポーズ、そしてその場に座り込んだ。佐伯が歩み寄って楠原を労い、2人はがっちりと抱き合った。
スタンドのファンからは激闘を演じた両チームに大きな拍手が送られた。
苦しい展開が続く中、楠原をフォローし、最後までプレーの精度を落とさなかった佐伯は、「ツアーを振り返っても、今日の決勝は一番きつかった。これからもこういうきつい試合はあると思う。そこでどれだけ2人で頑張れるかだと思う。今回、2人の力で勝ちとったこの勝利は非常に意味がある」と喜びを語った。
楠原は「狙いが自分になったときは暑さで集中力も切れて崩れてしまった。連続失点となってしまったが、きちんとフォローしてもらったので最終セットにかけた。今日ほどテルさん(佐伯)の背中がたくましく見えたときはないですね(笑)」と笑顔で振り返った。
今シーズンのワールドツアーも残すところ2大会となった。現在、ワールドランキングでは北京五輪出場圏内に入っているが、佐伯は「決して安心できるポジションではない。オリンピックに出ることが目標ではないので、とにかくポイントを稼げるように、ワールドツアーの残り2大会を頑張りたい」と表情を引き締める。
目標に置く北京五輪でのメダル獲得に向け、佐伯・楠原は休む間もなく、ワールドツアーブラジル大会(9月25〜29日・フォルタレザ)に挑む。
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★ボート武田、北京五輪出場権を獲得!
8月26〜9月2日、ドイツ・ミュンヘンで開かれたボートの世界選手権に出場した武田大作は、浦和重選手(NTT東日本東京)と組んでの男子軽量級ダブルスカルで6位に入賞。目標としていたメダル獲得はならなかったものの、北京五輪の日本の出場権を獲得した。
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