プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)・ファーストステージが8日、セ・リーグとパ・リーグで同時開幕し、セは横浜スタジアムで3位の阪神が2位の横浜DeNAに2対0で勝利。パは2位の福岡ソフトバンクが3位の埼玉西武に5対3で先勝した。
3試合制(2位球団の本拠地)のファーストステージは9日に第2戦が行われ、予告先発はセが大貫晋一(DeNA)-伊藤将司(阪神)、パが東浜巨(ソフトバンク)-今井達也(西武)となっている。
◇クライマックスシリーズ・ファーストステージ
10月8日(土)
青柳晃洋、6回4安打無失点の好投でCS初勝利
(阪神1勝 横浜 33,033人)
阪神タイガース
2=000|020|000
0=000|000|000
横浜DeNAベイスターズ
勝利投手 青柳(1勝)
セーブ 湯浅(1S)
敗戦投手 今永(1敗)
今季のリーグ最多勝・青柳と、6月にノーヒットノーランを達成した左腕・今永昇太の投げ合いは5回表に均衡が破れた。ヒットと四球で1死満塁のチャンスをつくった阪神が、3番・近本光司のセンター前タイムリーで2点を先制。すぐさま反撃を狙ったDeNAは5回以降、毎回ランナーを出したものの、阪神の5投手による継投を前にあと1本が出なかった。
千賀滉大、歴代最多CS通算奪三振「79」に更新
(ソフトバンク1勝 PayPayドーム 32,134人)
埼玉西武ライオンズ
3=000|021|000
5=004|001|00☓
福岡ソフトバンクホークス
勝利投手 千賀(1勝)
セーブ モイネロ(1S)
敗戦投手 高橋光成(1敗)
本塁打 (西)森ソロ
(ソ)柳田3ラン
ソフトバンクはエース・千賀の8回112球の熱投でファイナルステージ進出に王手をかけた。最大の見せ場は2点リードで迎えた8回表、ヒットと敬遠で2死一、三塁となり、打席に栗山巧を迎えた。カウント2-2から3球連続ファウルで粘られた後、8球目に投じたのは代名詞のフォーク。通算2086安打の巧打者を空振り三振に斬って取り、ピンチを凌いだ。