BL東京・濵田将暉、ブレイク期待のウインガー ~リーグワン~
![](https://www.ninomiyasports.com/renewal/wp-content/uploads/230105rugby1.jpg)
京都成章高、京都産業大を経て2019年、BL東京に加わった濵田。U25セブンズ(7人制ラグビー)日本代表として、同年のユニバーシアード競技大会(イタリア・ナポリ)に出場、金メダル獲得に貢献した経歴を持つ。身長175cm、体重80kg。スピードとステップを武器にランを得意とする。
「自分の強みを生かして、チームのアタックとディフェンスに貢献できているのかなと思います」
京都府出身の26歳は、手応えを感じつつ、試合に臨めているようだ。BL東京では1季目リーグ戦3試合、2季目同1試合、3季目同5試合。これまで定位置を掴んできたとは言えない。今季は開幕2試合フル出場。第3節でもスタメン入りし、背番号11を不動のものにしつつある。トライこそ挙げられていないが、大外での存在感は日に日に増しているように映る。
何が変わったのか。本人はマインドの部分だという。
「準備の部分。前は簡単なストレッチで終わっていたり、練習にもあまり早く来ずに準備を疎かにしてた。今は早めに来て、いろいろな部分をストレッチしたり、心の準備をシーズン開幕してからも進めてきました」
意識改革を進めるのは「チームに入ってから1シーズンケガなく過ごせたことがない」からだ。今季の目標は、ケガなくシーズンを駆け抜けることである。
![](https://www.ninomiyasports.com/renewal/wp-content/uploads/230105rugby2.jpg)
HO原田衛、LOワーナー・ディアンズら若手FWたちが注目を集めがちだが、濵田らBK陣の成長もチームが昨季以上の成績を残すには欠かせない。第3節に向け、「自分の強みである細かいステップやスピードの部分を存分に生かし、ブルーレヴズ戦の勝利に貢献したい」と意気込む。雄弁なタイプではないかもしれないが、柔らかな京都弁を含めて端正なマスクで人気を博しそうだ。今季ブレイク候補の1人である。
(文・プレー写真/杉浦泰介、取材中写真/TOSHIBA BRAVE LUPUS TOKYO)