世界トップレベルのレフリー招聘 昨年開幕節に続き、第5節も ~リーグワン~

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 現役、元を含め世界の代表クラスのプレーヤーが参戦している「JAPAN RUGBY LEAGUE ONE」(リーグワン)だがレフリーもワールドクラスが来日している。昨年12月の「NTTジャパンラグビー リーグワン2022-2023」第1節は埼玉パナソニック ワイルドナイツ(埼玉WK)vs.東芝ブレイブルーパス東京(BL東京)、リコーブラックラムズ東京(BR東京)vs.三菱重工相模原ダイナボアーズ(相模原DB)、東京サントリーサンゴリアス(東京SG)vs.クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(S船橋・東京ベイ)の3試合をニュージーランド出身のレフリーが担当。1月22日に行われる第5節BL東京vs.トヨタヴェルブリッツ(トヨタV)、相模原DBvs.静岡ブルーレヴズ(静岡BR)の2試合をオーストラリア出身のニック・ベリーレフリー、アンガス・ガードナーレフリーが担当する。

 

 2019年W杯日本大会、久保修平レフリーがアシスタントレフリー(AR)を担当したものの日本人レフリーが笛を吹くことはなかった。今年のフランス大会も状況は厳しい。1月20日の記者会見で日本ラグビーフットボール協会(JRFU)の岸川剛之ハイパフォーマンス部門長は「2019年W杯日本大会で笛を吹いた2人と何が違うのか、日本のレフリーと交流し、学びやディスカッションする」ことを招聘理由に挙げ、「2023年大会は無理だが、2027年、2031年には立たせたい」と意気込む。同じくJRFUの原田隆司ハイパフォーマンス部門レフリーマネージャーも「リーグワンという同じ土俵で笛を吹くことで、比べることができる。日本人レフリーにとっての学びになる」と招聘の意義を説明した。

 

 第5節の2試合を担当する今回来日したベリー、ガードナーの両レフリーは異なるキャリアを歩んできた。ベリーレフリーはスーパーラグビー(SR)を経験した元プレーヤー。ガードナーレフリーは10代でレフリーデビューを果たした。日本にもトップディビジョンでプレーした滑川剛人レフリー、早稲田大学3年の古瀬健樹レフリーがリーグワンの試合で笛を吹いている。近いキャリアを歩む2人にとっても最高の教材となり得るのではないか。

 

 JRFUにレフリーコンサルタントとして関わるポール・ホニス氏はニュージーランド出身の元レフリー。W杯2大会を含め多くのテストマッチを吹いてきた。ホニス氏が各協会とコンタクトを取り、海外レフリーの招聘を実現させてきた。今回の会見にはオンラインで参加し、「日本が世界のトップに入るにはトップレフリーに学ぶことがベスト。彼らの洞察、レフリング、オンフィールド・オフフィールドの過ごし方、準備、レビューの仕方など、ひとつひとつを学んでほしい」と話した。日本のレフリーに対しては「ペナルティーをきちんと吹く印象。現代はゲームマネジメントしてコントロールすることが重要。笛を吹く数ではなく、いつ吹くのかが大事だ」と評した。

 

(文・写真/杉浦泰介)

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