今年のメジャーリーグオールスターゲーム（11日、サンフランシスコ）に出場するア・リーグ、ナ・リーグの各31選手が２日、発表された。ア・リーグでは外野手部門でイチロー（マリナーズ）がファン投票３位に入り、入団以来７年連続の選出。ナ・リーグでは投手部門で既に22セーブをあげている斎藤隆（ドジャース）が監督推薦により、初めて選ばれた。
イチローは５月上旬までは打率２割台に低迷していたものの、６月に自己新となる25試合連続安打をマークするなど、本領を発揮。現在、打率.368で首位と２厘差の２位につけている。ファン投票では2,341,409票で３位に入り、２年連続６度目のファン選出となった。ファン投票で選ばれた選手は先発出場することになっており、当日は「１番・イチロー」と名前がコールされることになりそうだ。
メジャー２年目の斎藤は今季もドジャースのクローザーとして活躍。33試合に登板し、リーグ４位の22セーブ。防御率1.34でチームには欠かせない守護神だ。各チームの選手、首脳陣による投票や両リーグの監督推薦によって選ばれる投手部門で好評価を受け、初めての夢舞台を決めた。日本人投手のオールスター出場は野茂英雄、佐々木主浩、長谷川滋利に次いで４人目となる。
なお、今季ルーキーで９勝をあげている松坂大輔（レッドソックス）、過去２回出場している松井秀喜（ヤンキース）はいずれも落選。その他の日本人選手の選出もなかった。ただ、セットアッパーとして活躍をみせている岡島秀樹（レッドソックス）は追加のファン投票で選出される“32人目の男”に候補選手としてノミネート。出場の可能性が残された。投票は６日７時（米東部時間５日18時）までインターネットで行われる。
＞＞MLB.com 各リーグのファン投票選出選手と“32人目の男”ノミネート選手は以下の通り。
【ファン投票選出】
＜ア・リーグ＞監督： ジム・リーランド（タイガース）
捕手： イバン・ロドリゲス（タイガース） .283、本塁打８、打点43
一塁： デービッド・オルティス（レッドソックス） .318、本塁打13、打点49
二塁： プラシド・ポランコ（タイガース） .333、本塁打２、打点36
三塁： アレックス・ロドリゲス（ヤンキース） .330、本塁打28、打点79
遊撃： デレク・ジーター（ヤンキース） .335、本塁打５、打点38
外野： ウラジーミル・ゲレロ（エンゼルス） .329、本塁打14、打点72
外野： マグリオ・オルドネス（タイガース） .370、本塁打13、打点68
外野： イチロー（マリナーズ） .368、本塁打５、打点39
＜ナ・リーグ＞監督： トニー・ラルーサ（カージナルス）
捕手： ラッセル・マーティン（ドジャース） .296、本塁打９、打点52
一塁： プリンス・フィルダー（ブルワーズ） .284、本塁打27、打点66
二塁： チェース・アットリー（フィリーズ） .327、本塁打15、打点66
三塁： デービッド・ライト（メッツ） .288、本塁打14、打点44
遊撃： ホセ・レイエス（メッツ） .317、本塁打４、打点34
外野： ケン・グリフィーJr.（レッズ） .289、本塁打21、打点50
外野： カルロス・ベルトラン（メッツ） .277、本塁打14、打点49
外野： バリー・ボンズ（ジャイアンツ） .302、本塁打16、打点38
【“32人目の男”候補】
＜ア・リーグ＞投手： 岡島秀樹（レッドソックス） ２勝０敗４Ｓ、防御率0.92
投手： ジェレミー・ボンダーマン（タイガース） ８勝１敗、防御率3.90
投手： ロイ・ハラデー（ブルージェイズ） ９勝３敗、防御率4.27
投手： ケルビン・エスコバル（エンゼルス） ９勝３敗、防御率3.32
投手： パット・ネシェック（ツインズ） ３勝０敗、防御率1.37
＜ナ・リーグ＞投手： ブランドン・ウェブ（ダイヤモンドバックス） ８勝５敗、防御率3.05
投手： カルロス・ザンブラノ（カブス） ９勝６敗、防御率4.20
投手： ロイ・オズワルト（アストロズ） ７勝５敗、防御率3.42
投手： クリス・ヤング（パドレス） ８勝３敗、防御率2.14
投手： トム・ゴーゼラニー（パイレーツ） ８勝４敗、防御率3.05
※成績は７月１日現在
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