タンパベイ・デビルレイズの岩村明憲内野手が現地時間24日付で、故障者リスト(DL)入りした。これにより最低15日間は試合に出場できないが、左脇腹の肉離れと診断され、復帰まで4〜6週間かかる見込み。
岩村は前日のヤンキース戦で井川慶から左中間2塁打を放った際に痛みが生じたものの最後まで試合に出場した。続く打席では四球を選び、貴重な追加点をあげるホームを踏んでチームの勝利に貢献した。
脇腹を痛めたのは初めて。「寝たり起きたりすると痛い」と本人は語っており、予想以上の重症だ。
今シーズンの岩村は開幕から絶好調だった。日本人メジャーリーガーでは松井秀喜(ヤンキース)を超えて新人最多となる開幕9試合連続安打を記録。来たボールに逆らわず、広角に打ち返す打撃が功を奏し、打率はリーグ9位の.339をマークしている。
守備や走塁でも岩村は好プレーを連発して、9年間で8度最下位の弱小チームを引っ張った。対戦相手の首脳陣から「イチローとどちらが(足は)速いんだ?」と注目されるほど、その存在がアメリカで認知された矢先のアクシデントだった。
「あせらず、なおかつ1日も早く復帰できるようにしたい」
ショックを隠しきれない表情で語った岩村は、今後、マイナーの施設でリハビリに専念することになる。
<松井秀、特大の今季1号> 25日、ニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜外野手はデビルレイズ戦で「6番・レフト」で先発出場。復帰2戦目となった第1打席で、ライトに本塁打を放ち、今季第1号をマークした。
松井は2回、デビルレイズ先発左腕のスコット・カズミアーの高めに抜けた直球を鋭く振りぬく。打球はライトの頭上をはるかに越え、スタンド最上段に突き刺さる特大の先制ソロとなった。
この日の松井は8回にもタイムリーを放ち、4打数2安打2打点の活躍。松井の一発で先制したヤンキースだったが、1点リードで迎えた7回、カール・クロフォードに逆転満塁ホーマーを浴び、6−4で敗れた。これでヤンキースは週末のボストン・レッドソックス戦から5連敗。デビルレイズと入れ替わって、アメリカンリーグ東地区最下位に転落した。
クロフォード、逆転満塁弾 ニューヨーク・ヤンキース 4 = 010000210
タンパベイ・デビルレイズ 6 = 00020040×勝利投手 サラス(1勝1敗)
敗戦投手 王(0勝1敗)
セーブ レイエス(7S)
本塁打 (ヤ)松井1号ソロ
(デ)クロフォード4号満塁
【松井成績】
4打数2安打2打点
第1打席
右本塁打(1打点)
第2打席 右直
第3打席 投ゴロ失
第4打席
右前安打(1打点)
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