「NTTジャパン ラグビー リーグワン2023-24」ディビジョン1第10節が15日に行われ、7位のクボタスピアーズ船橋・東京ベイが5位の横浜キヤノンイーグルスを29-26で下した。スピアーズは5勝5敗の勝ち点26で暫定6位浮上。敗れたイーグルスも7点差以内の敗戦によるボーナスポイント1を獲得、6勝4敗で勝ち点29とした。

 

 負けなかったのは王者の意地ではない。勝つことをノーサイドまで信じ抜いていたからか。スピアーズがプレーオフ進出に望みを繋ぐ1勝を挙げた。

 

「65分まではウチが支配していた。これでひっくり返されるのがラグビー。最後まで勝ち切れる強さを準備したい」
 試合後、イーグルスの沢木敬介監督が振り返ったように、スピアーズからすればほぼ負けゲームという展開だった。

 

 スピアーズのフラン・ルディケHCは「クボタに来てから本当に一番の大逆転の試合でした」と振り返り、こう続けた。
「選手たちには感謝しています。みんなが信じる力を見せてくれた。プロセス、やり切るところを。前半はペナルティで自陣にくぎ付けになったが、後半はレッドカードもありましたが、選手たちが地に足をつけてしっかりゲームをコントロールしてくれた結果です」