今月4日にFA権を取得した巨人の上原浩治が7日、川崎市内のジャイアンツ球場で記者会見し、今オフでのメジャー挑戦への意向を示した。
 1999年に大体大から逆指名で巨人に入団した上原は、7日現在、通算251試合に登板し、106勝58敗32セーブ、防御率2.97という成績を残している。入団前にはエンゼルスと入団交渉を行ったが、自分の力に自信をもてず、巨人入団を選択したという経緯がある上原。

 今回はFA権を行使するか否かについての質問には「シーズン終了後に話す」と明言を避けたものの、「海外でやりたいという目標がある」とメジャーへの関心の強さを明らかにした。

 これに対し、清武英利球団代表は「全力で引き留める」と慰留に力を注ぐとした。しかし、上原は交流のある黒田博樹が今季、ドジャースに移籍し、堂々の活躍を見せていることも刺激になっているようで、シーズン終了後にもメジャー移籍に向けて動く可能性は極めて高い。