第290回 吉成名高が参戦する『RWS JAPAN』第2回大会、自転車競技の新聖地で開催!

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(写真提供:RWS JAPAN)

 今年2月に初めて日本で開催され盛況だった『RWS(ラジャダムナン・ワールド・シリーズ)』の第2弾が4月14日に開催される。場所は、千葉・TIPSTAR DOME CHIBA。千葉競輪場の跡地に2021年10月にオープンした屋内自転車競技場で格闘技のビッグイベントに使用されるのは今回が初めてとなる。

 

 対戦カードは全14試合(別表参照)、豪華なラインナップだ。

 この中で私の最注目は、セミファイナルの吉成名高(エイワスポーツジム)vs.ケビン・マルティネス(スペイン)。

 ムエタイにおける“日本の最高傑作”吉成の約2カ月ぶりのファイト。

 2月12日、後楽園ホール『RWS JAPAN』第1回大会では、プレーオプラーオ・ペップラオファー(タイ)を3-0の判定で下しラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級正規王者となった。ムエタイ3階級制覇和果たした彼は27連勝中、いま乗りにのっている。

 

 そして今回はバンタム級リミット(53.52キロ)に近い53.07キロの契約で強靭なフィジカルを誇るパワーファイター、ケビンと対峙することになった。

 吉成は対戦相手の印象を、こう話す。

「映像を観ると、ヨーロッパ人特有のカラダの頑丈さを活かしてドンドン前に出てくるタイプの選手でした。KO負けも一度もないタフな相手ですね。

 (ケビンが)負けた試合は、相手のミドルキックに積極性を封じられていました。僕も試合ではミドルキックを多用することになると思います。スピードでも自分の方が優っていますから、そこも活かして闘いたい」

 

 KOは狙うのか?

「もちろんチャンスがあれば狙いたい。でも、KOを意識しすぎると空回りしてしまうので、まずは自分のプラン通りに闘って技のキレで魅せたいと思っています」

 

(写真:『RWS JAPAN』第2回大会に出場する選手たち。左からパルコ・レンジャージム、伊藤紗弥、吉成名高、石井一成、松田龍聖、モトヤスック、マイク・ジョー。3月18日、横浜市内での記者会見後に撮影 提供:RWS JAPAN)

 さらに、こうも口にしている。

「今回はメインではなくセミファイナルですけど、試合順にはこだわっていません。セミでもメインでも自分がやるべきことは同じですから。しっかり闘って勝って、メインで闘う(石井)一成君の試合につなげたい。

 今年は自分にとって変化の年になると感じているのでワクワクしています。僕の今後(ケビン戦以降)にも期待してください!」

 ケビンは強豪だが、実績、勢いと技術、スピードの差異を考えれば 吉成が勝利する可能性が高い。彼の芸術的ファイトを堪能したいと思う。

 

 またTIPSTAR DOME CHIBAというスペシャルな空間での初イベント。いかなる演出がなされるのかも大いに楽しみ。

 最近の格闘技観戦は配信が主流になりつつあるが、ぜひ会場に足を運んで生で観たい大会である。

 

 

<直近の注目格闘技イベント>

▶4月13日(土)、東京・後楽園ホール/「SHOOT BOXING 2024 act.2」世界スーパーウェルター級タイトルマッチ、海人vs.ペットモラコット・ペッティンディーアカデミーほか

▶4月13日(土)、/東京・竹芝ニューピアホール/「DEEP TOKYO IMPACT 2024 2nd ROUND」佐藤洋一郎vs.嶋田伊吹ほか

▶4月21日(日)、東京・後楽園ホール/「RISE 177」ウェルター級王座決定タイトルマッチ、中野椋太vs.稲井良弥ほか

▶4月21日(日)、神奈川・横浜武道館/「全日本女子柔道選手権大会」

▶4月27日(土)、東京・後楽園ホール/「KNOCK OUT 2024 vol.2」龍聖vs.川上叶ほか

▶4月28日(日)、東京・後楽園ホール/「Krush.160」K-1vsKrush・3対3ほか

▶4月29日(月・祝)、東京・有明アリーナ/「RIZIN.46」フェザー級タイトルマッチ、鈴木千裕vs.金原正徳ほか

▶4月29日(月・祝)、東京・立川ステージガーデン/ 「PANCRASE 342」 ストロー級暫定王座決定戦、黒澤亮平vs.リトルほか

▶4月29日(月・祝)、東京・日本武道館/「全日本柔道選手権大会」

 

 

近藤隆夫(こんどう・たかお)プロフィール>

1967年1月26日、三重県松阪市出身。上智大学文学部在学中から専門誌の記者となる。タイ・インド他アジア諸国を1年余り放浪した後に格闘技専門誌をはじめスポーツ誌の編集長を歴任。91年から2年間、米国で生活。帰国後にスポーツジャーナリストとして独立。格闘技をはじめ野球、バスケットボール、自転車競技等々、幅広いフィールドで精力的に取材・執筆活動を展開する。テレビ、ラジオ等のスポーツ番組でもコメンテーターとして活躍中。著書には『グレイシー一族の真実 ~すべては敬愛するエリオのために~』(文春文庫PLUS)『情熱のサイドスロー ~小林繁物語~』(竹書房)『プロレスが死んだ日。』(集英社インターナショナル)『ジャッキー・ロビンソン ~人種差別をのりこえたメジャーリーガー~』『伝説のオリンピックランナー“いだてん”金栗四三』『柔道の父、体育の父 嘉納治五郎』(いずれも汐文社)ほか多数。

連絡先=SLAM JAM(03-3912-8857)

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