第23回 「花粉症と腸内環境の関係」
近年、健康な腸内環境をつくるための「腸活」が注目されています。当サイトでは2022年6月から「腸活」をテーマとしたコーナーをスタートさせました。2023年6月より、本コーナーをリニューアルし、当サイト編集長の二宮清純が約3年に渡り飲み続けている「マイ・フローラ」(植物乳酸菌発酵飲料)の感想などを綴ります。更新は第1、第3金曜日です。
今年の花粉シーズンもようやく終盤に入りました。いまや国民病といわれている花粉症ですが、耳鼻咽喉科の学会調査によると、花粉症の有病率は1998年が19.6%、2008年が29.8%、2019年には42.5%。10年ごとに10%ずつ増加しています。このうち約9割がスギ花粉によるものだそうです。
先日、H秘書と雑談していた際、花粉症の話になりました。「私は花粉症歴10年ほどになりますが、くしゃみと鼻水がでるくらいで、重症な人と比べると軽いほうだと思います。でも不思議なことに、昨年くらいから、花粉症がこれまでより楽になった気がしています」とH秘書。
「なぜ楽になったの?」と私。
待ってましたとばかりにH秘書は、ニコニコしながら続けました。「先日、ある記事を読んだんです。『花粉症対策は免疫力を正常に働かせることが必要となり、腸内環境を整のえることで免疫機能が正常に働き、花粉症を抑えます。』(※1)もしかしたら、腸活のお陰かもしれません。もしそうだとしたら、腸内環境が整ってきている証だと思います」。腸が健康だと鼻のグズグズも減り、逆に笑顔が増えるようです。
※1 福寿会足立東部病院「栄養科だより」参照