第5回 「明治安田、2年連続8回目の本大会出場決定」~都市対抗野球東京都第2代表決定戦~
「ひとに健康を、まちに元気を。」をコンセプトに、様々な社会貢献活動を展開している明治安田とのタイアップ企画です。当コーナーでは、明治安田関連の活動レポートをお届け致します。
貴重な先制2ラン
第95回都市対抗野球大会の東京都第2代表決定戦が5月31日、神宮球場で行なわれ、明治安田が5対1で東京ガスに勝利し、2年連続8回目の本大会出場を決めました。
1回表、明治安田の岡村憲二監督はこの予選、初先発となる松下瑛亮投手をマウンドに送りました。松下投手は専修大学から加入したルーキー。185センチと長身の本格派右腕です。初回、一人の出塁を許しましたが、後続を抑え無失点に抑えました。
対する東京ガスの先発は右腕の臼井浩投手。21年に入社し、1年目からチームの柱として活躍。同年の都市対抗野球では同社の優勝に貢献し、MVPにあたる橋戸賞を受賞しました。昨秋、20代後半ながらドラフト候補として注目を浴びました。カット、スライダー、フォークボールなどの変化球を自在に操る技巧派です。
投手交代の妙
その臼井投手を明治安田打線は攻略できず、初回、2回、3回と三者凡退。しかし4回裏、ついに打線が臼井投手をつかまえます。1番・橘内俊治選手が三遊間へゴロを放ち、執念のヘッドスライディング。間一髪セーフでこの日、初めて出塁しました。2番・新城拓選手は初球バントを試み、ファウル。相手のサードが猛チャージをかけてきます。
新城選手はフルカウントからインハイの直球を力強く叩きました。ライナー性の打球はライトポール際に飛び込む先制2ラン。一塁側のブルペン陣が飛び跳ねて喜びを爆発させました。打った新城選手はホームベース手前から左手を高く尽き上げ、ホームを踏みました。
しかし5回表、1死ランナーなしから松下投手が東京ガスの7番・相馬優人選手にライトスタンドに打球を運ばれます。エラーとヒットで1死一二塁。1番・中俣慎之輔選手へのカウントが1-1となったところで明治安田・岡村憲二監督はピッチャーを代えます。2番手は小玉和樹投手。27歳の右腕は初球で中俣選手をショートゴロに打ち取りました。2番・楠研次郎選手には四球を与えましたが、3番・中尾勇介選手を外角高めのストレートで三振に切って取り、右手でガッツポーズ。追加点を与えませんでした。
最優秀選手賞は新城選手
6回裏、2死無走者の場面で新城選手に打席が回ります。初球はセーフティーバントを試みるも三塁線に切れ、ファウル。カウント1―1から高めの球を右中間に運びました。これでスコアは3対1。
勢いに乗る明治安田は7回裏にも1死満塁のチャンスをつくります。8番・森川大樹選手が初球をセンター前にはじき返し、2点を追加しました。最終スコアは5対1。2打席連続ホームランを放った新城選手が、東京都第2次予選の最優秀選手賞に選ばれました。
(文/大木雄貴、写真提供/明治安田生命保険相互会社)