クラブ選手権南関東大会から2ヶ月が経ちました。
 「今月20日から始まる公式戦に向けて、南関東大会での悔しさをバネにチーム全員でがんばってきました!」とお伝えしたいところですが、全く逆の2ヶ月間を過ごしてしまいました。
(写真:人数が少ない分、個人指導が充実します)
 南関東大会終了後、公式戦が3試合続きました。埼玉県内の11のクラブチームがA・B両ブロックに別れて総当りを行うリーグ戦です。全5試合中、南関東大会前に2試合を1勝1敗で終えていました。残りの3試合を全勝することができれば、関東大会に駒を進めることができる大会です。
 しかし、3試合とも大会出場が危ぶまれるほどの参加人数でした。最大所属人数が22人と、他のチームに比べても少ない我がチームですが、3試合平均11人ほどの参加人数でした。
 参加人数が少なすぎるという理由で練習は2回も中止となりました。

 そんな中で、改めて気付かされたことがあります。大きな大会であろうとなかろうと、試合会場がどんなに遠くても、こつこつと参加するのは日頃なかなかスタメンの機会がない選手が多いのです。

 当然スタメンでの出場機会が増えます。スタメン出場が少なかった選手にとっては、またとないチャンスです。
 戦力が落ちるのではないか、と心配になる気持ちも正直ありましたが、そんなことはありませんでした。3試合、全て負けてしまいましたが、13対0のどうしようもない点差の中、終盤の6、7回で13対8まで追い上げた爆発力が見られた試合もありました。スタメンだったかどうかはもう過去の話になったと思っています。十分戦える力があると感じました。

 人数が少ない分、監督・コーチの目も多くの選手に細やかに行き届くので、充実した練習ができた選手も多かったのではないかと思います。

 今月から選手の参加人数が増えます。
 2ヶ月間を振り返ると複雑な思いもありますが、20日から始まる公式戦にチーム力のピークをもっていけるように、前進あるのみです。

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広瀬明佳
福島県郡山市出身。母がソフトボール、兄が野球をやっていたことから中学・高校時代ソフトボール部に所属。大学時代軟式野球サークル。前職での仕事をきっかけに初めて硬式野球の道へ。現在、埼玉県内の硬式野球クラブチームに所属。チームの紅一点として奮闘中!

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