10月25日、埼玉県会長杯に出場しました。今季最後の公式戦です。
 対戦相手は、練習試合と公式戦すべて含めて一度も勝利したことのないウェルネスです。
 我がチームの先攻で始まった試合は、1回裏に1点を先制されるもその後をなんとか守りきり、8回まで0対1の状況が続きました。
 しかし我がチームの攻撃は波に乗れません。3塁までランナーを進める場面が3回ほどありましたが、三振や外野フライなどが続き、肝心な1本が出ませんでした。

 逆転できずに回を重ねてしまい、とうとう8回裏に先頭打者を出してしまうと、続けて左中間をやぶるヒットを打たれ2対0となってしまいました。残る9回表だけでは逆転することができず、そのまま2対0で敗戦となりました。

 最後の大会でもあり、今季でチームを去る選手とは最後のゲームだっただけに、何とか勝ち上がりたいと思って臨みましたが、残念な結果になってしまいました。

 試合後、監督から来季に向けての話がありました。
 「いろいろ反省点はあるけれど、ひとつだけこれからもずっと大事になっていくことを話す。
 野球では、ひとつのプレーの前後に必ず“間”がある。バッターボックスに立つときなら、ピッチャーと向かい合うまでの“間”、1球見逃したあと次の球が来るまでも“間”がある。
 守備のときも同じ。ピッチャーがセットポジションに入ってから投げるまでの“間”、次のバッターを迎えるまでの“間”がある。全ての場面で10秒くらいの“間”が必ずある。バッティングのときだったら、次はどんなボールが来るかとか、相手の守備位置を確認することが考えられる。守備のときだったら、状況をもう一度自分の頭の中で整理してみるとか。
 どんなときも“間”があるんだから、考えて野球をしよう。
 もうこんなことは二度と言わない。冬場の練習でも、来季が始まっても、このことは常に頭に入れてプレーしてくれ」

 3月末の公式戦まで約4ヶ月。当たり前のことができなかったことを反省し、練習に取り組んでいきたいと思っています。


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広瀬明佳
福島県郡山市出身。母がソフトボール、兄が野球をやっていたことから中学・高校時代ソフトボール部に所属。大学時代軟式野球サークル。前職での仕事をきっかけに初めて硬式野球の道へ。現在、埼玉県内の硬式野球クラブチームに所属。チームの紅一点として奮闘中!

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