エスコンF花火大会開演! 全セが4HRで打ち勝つ ~プロ野球オールスター~
プロ野球「マイナビオールスターゲーム2024」の第1戦が23日、北海道・エスコンフィールドHOKKAIDOで行われ、全セが全パに11対6と打ち勝った。全セは2回に打者一巡の猛攻で、球宴記録となる1イニング9得点を挙げた。全パも2本塁打含む16安打と対抗したが、全セに逃げ切られた。24日の予告先発は全セが東京ヤクルト・吉村貢司郎投手、全パは福岡ソフトバンク・有原航平投手と発表された。
◇第1戦(エスコンフィールド)
牧、2打席連発の3打点でMVP!
全セ
11=090|200|000
6=010|001|040
全パ
(セ)○才木-山﨑伊-東-松山-森原-栗林-岩崎
(パ)●山﨑福-エスピノーザ-メルセデス-河野-則本-田中正
本塁打 (セ)丸1号2ラン、牧1号ソロ、村上1号2ラン、牧2号2ラン
(パ)岡1号ソロ、山川1号3ラン
全パならぬ“全ハム”で揃えたスターティングラインアップ。2番・DH兼投手の山﨑福也に加え、捕手選出の田宮裕涼を5番・二塁で起用し7人が北海道日本ハムの選手で固め、残り2人も近藤健介(ソフトバンク)、岡大海(千葉ロッテ)と元日本ハムの選手。1回裏、二刀流起用の山﨑福がレフト前ヒットで出塁すると、万波中正と田宮の連打で2死満塁のチャンスをつくった。しかし郡司裕也が全セの先発・才木浩人(阪神)に空振り三振に切って取られ、この回はゼロで終わった。
全セの打線が山﨑に襲い掛かる。4番・岡本和真(巨人)から村上宗隆(ヤクルト)、タイラー・オースティン(横浜DeNA)の4連打で2点を奪うと、丸佳浩(巨人)と牧秀悟(DeNA)が2者連続ホームランを放ち、つるべ打ちに。2打席目の村上に2ランが飛び出すなど打者一巡の猛攻で、10安打9得点を挙げた。1イニング9得点は球宴記録となった。
全セは2回裏に才木が岡に一発を浴びたものの、4回表に牧が2打席連発を左中間スタンドに叩き込み、2ケタ得点に乗せた。才木の後を受けた山﨑伊織(巨人)が2イニングをゼロで抑える。東克樹(DeNA)もゼロで続いたが、4番手の松山晋也(中日)が1点を失うと、6番手の栗林良吏(広島)が8回裏に山川穂高(ソフトバンク)に3ランを打たれるなど、5点差に詰められた。それでも9回は岩崎優(阪神)が3人でシャットアウト。全セはオールスターの連敗を5でストップし、24日はヤクルトの本拠地・神宮球場で全パを迎える。
(文/杉浦泰介)